支援活動165_Webbook
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16 知的財産支援活動だより2015年10月号(No.165)1.日  時:平成27年8月19日(水) 11:00~16:002.場  所:ピアザ淡海 3.名  称:知的財産特別授業4.内  容:発明工作授業(回転台)5.対  象:一般申込 155名(児童:85名、大人:70名)6.担当部署:知財普及・支援委員会7.講  師:中山 聡、伊原 節子、森 俊也、鎌田 雅元8.コメント: 今回のイベント「しが☆まなび☆発見!2015」は、滋賀県の琵琶湖近くに位置する会場で行われました。少し厚めの曇で和らいだ日差しと会場から見える琵琶湖から、涼しい印象を受けると同時に、立秋も過ぎ、夏の終わりにいよいよ近づいていることを感じました。 今回、伊原会員、森会員、鎌田会員、中山会員の4名で、発明工作授業を行いました。 昨年までのコマ割りの授業と違い、今回は、参加を希望する子どもたちを随時受け付ける形式で行いました。具体的には、参加を希望する子どもたちの組毎に、開始時は授業の目的を伝え、終了時は完成した回転台を評価、サンプルを紹介しました。そのため、殆ど休みなしで対応することになり、想像していた以上に大変な授業となりました。ですが、その分、子どもたちに対していつもより近い距離で接することができ、大きな充実感を得ることができました。特に、サンプルを見た子どもたちのリアクションや感想を直に受け取ることができた点で、そのように感じたと思います。また、原則、時間制限を設けなかったため、子どもたちは納得するまで授業に取り組むことができました。そのせいか、昨年と比較して、回転台を最後まで完成させた子どもたちが多かったように思います。 「蓋がお盆から落ちないように、蓋ではなくお盆の周囲に画用紙の出っ張りを付けた」「切った紙コップをお盆の底に付けて、蓋に付けた画用紙の出っ張りが机に当たらないようにした」「蓋にあけた穴が拡がらないように、画用紙で穴の周囲を補強した」等、今回の授業でも興味深い発想を幾つか見ることができました。いつ見ても、常識に囚われない子どもたちの発想には、感心させられます。 昨年、第二事業部に所属する委員で、回転台のサンプルを作成しました。かなり試行錯誤しながら、私なりのサンプルを作成したのですが、その甲斐あって「課題を見つけ、その解決に向けて創意工夫すること」とは何か、それがいかに大切であるか、を改めて認識できました。今回の授業では、その時の経験を意識しながら、子どもたちに説明やアドバイスを行うように心掛けました。私の説明やアドバイスを介して、子どもたちが「課題を見つけ、その解決に向けて創意工夫すること」とその大切さに気付いてくれれば、と願います。近畿支部 知財授業担当 中山 聡「知的財産特別授業」滋賀県しがまなび発見発想力豊かな児童達と工作を行う講師陣

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