知財広め隊
CHIZAI_HIROMETAI
知財広め隊セミナー
開催地 : 島根県松江市
申込は終了しました会って聞いちゃおう!ブランド&アイデア活用法
開催日 | 2018年7月26日(木)13:30~18:00 |
会場 | 島根県立産業交流会館(くにびきメッセ)(島根県松江市学園南1丁目2番1号) MAP
第1部・第2部:多目的ホール、第3部:小ホール |
主催 | 日本弁理士会、日本弁理士会中国支部 |
共催 | 島根県 |
対象 | 中小企業関係者、一般、学生、自治体など |
定員 | 150名 |
テーマ | 「会って聞いちゃおう!ブランド&アイデア活用法」 |
講師 | 髙部 眞規子 氏(知的財産高等裁判所長)、今村 玲英子 氏(特許庁審判部長)、石飛 龍一 氏(株式会社研電社 代表取締役)、角 幸治 氏(株式会社玉造温泉まちデコ 代表取締役)、佐藤 淳一 氏((公財)しまね産業振興財団 島根県よろず支援拠点 チーフコーディネーター)、田辺 義博 氏(田辺特許商標事務所 弁理士)、河野 生吾 氏(じんざい国際特許事務所 弁理士) |
概要 | 次のようなご要望をお持ちではないですか?そんな方に、一大イベントのお知らせです。 ●アイデアや自社のブランドの活かし方を知りたい 本セミナーはこのご要望にすべて応えるまたとない一大企画です。
<第1部 記念講演>
<第2部 パネルディスカッション>
<第3部 交流会 「会って聞いちゃおう!ブランド&アイデア活用法」> |
開催報告
第1部の記念講演「知っておきたいブランド戦略」では、知的財産高等裁判所及び管轄する知的財産の紹介に始まり、ブランド戦略を実行する上で基礎となる商標権の保護対象や効力、更には商標が登録できないケースなど、実際の訴訟事件に関わる立場から、具体例を挙げて分り易く解説された。また、地域団体商標については、島根県の登録例や他県で登録できなかった事例など、ブランド戦略を推進しようとする地元関係者にとって有益な情報が提供された。
記念講演「知財で島根をもっと元気に」では、特許庁及び産業財産権について概要説明された後、近年の我が国の出願件数は横這い傾向であるが中小企業の出願件数は伸びていることや、特許権を所有する中小企業の営業利益率は大企業よりも高いことが紹介された。更に、侵害事件で訴えられた経験を糧に権利取得・活用を推進している企業の話など、規模の大小を問わず企業にとって知的財産の取得・活用が重要であることを改めて認識させられる内容であった。
第2部の基調講演「島根の知財四方山ばなし 地元弁理士が思ったあれこれ」では、地元島根県で活動する弁理士の立場から、青色ダイオード特許における発明対価の話題や、島根ブランドを活用するための地域団体商標取得の提案、島根でしか取れないノーベル賞といったユニークな提案、更には過去に携わった印象深い特許出願の話など、多面的な観点から知的財産に関する興味深いトピックや、知的財産を取得・活用するための有益なヒントが提供された。
ディスカッション「島根におけるブランド&アイデア活用」では、ブランド・アイデアを知財として活用している地元企業及び地元支援機関からパネリストを迎え、弁理士がモデレーターを務め、知的財産の活用についてディスカッションが行われた。パネリストからは、模倣品の販売を抑えるための対策や、商標権取得後の商品PRの方法など、教科書に載らないような実際的な知的財産の活用事例が披露された。
第3部の交流会「会って聞いちゃおう!ブランド&アイデア活用法」では、ブースを出展した各事業者の事業紹介がなされた後、参加者は立食形式で自由にブースを回りつつ他の参加者と交流し、活発な情報交換・意見交換が行われた。各ブースでは、出展事業者の説明に熱心に耳を傾ける参加者の姿が見られた。また、島根県酒造組合より酒、松江市より和菓子の提供があり、島根ブランドを体感することができ好評であった。
お問合せ先
日本弁理士会 事務局
経営・支援室 知財広め隊担当事務局
TEL:03-3519-2709
E-mail:chizai-hirome@jpaa.or.jp