知財広め隊
CHIZAI_HIROMETAI
知財広め隊セミナー
開催地 : 愛媛県四国中央市
申込は終了しました四国は紙國!紙産業の集積地で知財を活用した地域おこしを~知的財産を活かした中小企業の戦い方を学ぶ~
開催日 | 2019年1月 11日(金)16:10~19:30 |
会場 | ホテルグランフォーレ2階(愛媛県四国中央市三島朝日1丁目1-30) MAP |
主催 | 日本弁理士会四国支部、日本弁理士会 |
共催 | 伊予三島ライオンズクラブ |
対象 | 中小企業関係者、一般、学生、自治体など |
定員 | 80名 |
テーマ | 「四国は紙國!紙産業の集積地で知財を活用した地域おこしを~知的財産を活かした中小企業の戦い方を学ぶ~」 |
講師 | 内村 浩美 氏(愛媛大学紙産業イノベーションセンター長)、相原 正 氏(弁理士) |
概要 | 日本弁理士会では、昨年度より「知財広め隊」を組織し、中小企業の経営者の方々に知的財産がビジネスに有効活用できることをご認識いただき、利用活用の促進を図ることに特化したセミナーを全国網羅的に行っています。
・基調講演「お札の技術と紙の構造解析技術の開発 ~ 特許出願時の失敗事例紹介 ~」 |
開催報告
基調講演では、愛媛大学紙産業イノベーションセンター長の内村浩美教授による、「お札の技術と紙の構造解析技術の開発~特許出願時の失敗事例紹介~」と題したセミナーが行われた。内村教授は、お札(日本銀行券)の偽造防止技術と、紙や印刷物の構造解析技術を開発した時の「プロセスと気づき」を分かりやすく話された上で、本解析技術を特許出願した時の失敗事例についても併せてお話していただいた。
内村教授は、失敗事例として、専門家に依頼することなく、ご自身で出願したために、権利範囲が本来取得できたであろう範囲よりも狭くなってしまった経験などを語り、「餅は餅屋」という言葉が印象的であった。また、研究開発を企業などと連携して上手く進めていく上での知財の活用方法にも言及され、参考になられた方も多かったのではないだろうか。
続いて、愛媛県内の相原正弁理士による、「中小企業の経営に役立つ知的財産」と題したセミナーが行われた。相原正弁理士は、成長している中小企業の知的財産の活用事例を紹介しながら、中小企業にとっての知的財産の活用方法を分かりやすく解説した。
相原正弁理士は、知的財産を創造することは、技術を独占できるというメリットだけではなく、広告宣伝効果や、社員のモチベーションの向上など、種々のメリットがあることを分かりやすく説明されていたため、中小企業の経営者にとっては、新たな気づきもあったのではないかと思う。
交流会は、序盤、中盤、終盤に設けられた挨拶や自己紹介を通じて、「知財広め隊セミナー」の趣旨、それぞれの立ち位置でのセミナーに寄せる想いなどをご理解いただけたのではないだろうか。また、交流会の時間が余裕を持って設けられていたため、受講者は、知財に関するテーマについて弁理士とゆっくり話ができ、人脈作りの場としてもご活用いただけたものと思う。
お問合せ先
日本弁理士会 事務局
経営・支援室 知財広め隊担当事務局
TEL:03-3519-2709
E-mail:chizai-hirome@jpaa.or.jp