中華商標協会 马夫会長等との日中商標交流会開催
平成30年11月8日(木)、9日(金)及び12日(月)に、马夫会長をはじめとする
中華商標協会の代表団が来日し、日本弁理士会と日中商標交流会を開催した。
11月8日(木)午後には中華商標協会の代表団を講師とし、オープンセミナーを開催した。
オープンセミナーでは、「機構改革後の商標行政執法に対する展望」「『中国商標法』第七条
に定められる誠実信用の原則の異議申立及び無効宣告請求案件への適用について」
「中国・知的財産権税関保護の概要」といったテーマについてご講演いただいた。
オープンセミナーの後には渡邉敬介会長をはじめとする日本弁理士会のメンバーと
中華商標協会の代表団とでクローズドミーティングが開催された。
両団体の活動内容について発表があり、積極的な意見交換がなされた。
11月9日(金)午前には、株式会社ニコン様を訪問した。
ニコン様から商標権保護についてのプレゼンテーションを受けた後、意見交換の場が設けられた。
意見交換会では、ニコン様と中華商標協会の双方から積極的な質問が投げかけられ、大変活発な会となった。
意見交換会の後にはニコンミュージアムを見学させていただき、中華商標協会の
代表団からは、大変有意義な時間であったとの感想が伺えた。
11月9日(金)午後には、知的財産高等裁判所と特許庁に訪問した。
知的財産高等裁判所では、髙部眞規子所長と马夫会長からの相互の活動について
それぞれご発表があり、意見交換の場が設けられた。
両国の知的財産権関係訴訟の仕組み等について、活発な意見交換がなされた。
特許庁への訪問では、野口審査業務部長を始めとする代表者の方と意見交換の場が設けられた。
佐藤商標課長より最新の商標施策についてご紹介いただき、相互の関心事項について活発な議論が行われた。
日本弁理士会と中華商標協会は平成14年より継続的に交流会を開催しており、
両国の弁理士制度並びに知的財産権制度に関する最新の情報を交換している。