第3回公開フォーラム
<日 時> | 平成17年7月1日(金)13:00 〜 17:00 |
<会 場> | 秋葉原ダイビル コンベンションホール |
<参加者数> | 328名 |
<発表内容> | |
●テーマ1: | 「知財制度に伴うリスクの配分」 |
講 師 : | 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授 土肥一史 氏 |
内 容 : | 実務の場でも興味深い新たな認識について示唆に富む講演であった。 |
●テーマ2: | 「特許法第102条に基づく損害賠償について」 |
講 師 : | 早稲田大学法学部・大学院法務研究科教授 高林 龍 氏 |
内 容 : | 損害額の認定に関わる主要な論点に関して、当研究所の損害賠償論部会での議論の紹介と共に解説された。 |
●パネルディスカッション: | 「技術標準と特許権について」 |
コーディネータ : | 慶應義塾大学 名誉教授、情報セキュリティ大学院大学教授 苗村憲司 氏 |
パネラー : | 経済産業省 産業技術環境局工業標準調査室長 江藤 学 氏 弁理士、前日本弁理士会副会長、日本弁理士会知的財産価値評価推進センター長 丸島儀一 氏 弁理士、三菱電機(株)知的財産渉外部次長 加藤 恒 氏 |
内 容 : | パネラーによる自己の関与する立場からの意見開示に続いてディスカッションに入り、現状における実際の国際的技術標準の成立過程などの紹介と共に、技術標準と特許権との関わりにより生じたこれまでの問題点と将来発生が予測される問題点等について議論された。今後の我が国の技術が、国際的技術標準として定立されていくことが、国際的競争力の観点からも極めて重要であることが強調されるとともに、弁理士の技術標準への関与が強く望まれるとの認識が示された。 |
※肩書きについては、公開フォーラム開催当時のものです。