第7回公開フォーラム
<日 時> | 東京:平成21年9月 7日(月)13:00〜17:30 大阪:平成21年9月10日(木)13:00〜17:30 |
<会 場> | 東京:全社協・灘尾ホール(新霞が関ビル) 大阪:大阪弁護士会館2階 |
<参加者数> | 東京:309名 大阪:108名 |
<発表内容> | |
●パネルディスカッションT: | 「商標権侵害における商標の機能の役割」 |
モデレータ: | 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授 土肥一史 氏 |
パネラー: | 九州大学大学院法学研究院准教授 小島 立 氏 ビンガム・マカッチェン・ムラセ外国法事務弁護士事務所 坂井・三村・相澤法律事務所 弁護士 古城春実 氏 ※東京会場 三協国際特許事務所 弁理士 川瀬幹夫 氏 ※大阪会場 中央大学 特任教授・弁理士 外川英明 氏 峯特許事務所 弁理士 峯 唯夫 氏 |
内 容 : | 商標の機能としては商品の出所を識別する出所表示機能が重要であるが、今日では、出所表示機能にとどまらず、品質保証機能、広告宣伝機能なども重要性を増している。いかなる行為が商標権侵害に該当するのか、商標権の効力を考える上で商標の機能は重要である。商標権侵害における商標の機能の役割を並行輸入や立体商標との関係において、さらには商標法第26条の適用場面において検討した。 |
●パネルディスカッションU: | 「特許法104条の3についての問題点と対応策」 |
モデレータ: | 名古屋大学大学院法学研究科教授 鈴木將文 氏 |
パネラー: | 筑波大学大学院ビジネス科学研究科准教授 平嶋竜太 氏 同志社大学法学部法律学科教授 井関涼子 氏 弁護士・弁理士 弁護士法人関西法律特許事務所 岩坪 哲 氏 弁護士・弁理士 弁護士法人大江橋法律事務所 重冨貴光 氏 弁理士 あい特許事務所 松井宏記 氏 弁理士 特許業務法人ユニアス国際特許事務所 小山 靖 氏 |
内 容 : | キルビー事件最高裁判決により権利濫用の抗弁が認められ、さらに特許法104条の3によって権利行使制限の抗弁が導入されたことは、特許権侵害訴訟のみならず特許紛争全体のあり方に大きな影響を与えている。特許法104条の3導入後の特許権侵害訴訟における特許無効理由を巡る攻防に焦点を当てて、裁判例を中心に、問題点と対応策を討論した。具体的には、無効理由の類型に応じた考慮要素、訂正の主張の扱い、審判との関係(侵害訴訟の確定判決と齟齬する審決が確定した場合の処理)、判決の効力などの論点を取り上げられた。 |
※肩書きについては、公開フォーラム開催当時のものです。