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開催の挨拶(高橋副センター長) 本日の記者勉強会に関する概要・趣旨説明 |
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担当副会長の挨拶(富崎副会長) |
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出願から権利化まで(前半:榎本副委員長)
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特許制度の目的(特許法第1条)
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発明とは(特許法第2条)
- 発明に該当するものと発明に該当しないもの
- 発明のカテゴリーに2つ「物の発明」「方法の発明」
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特許を受ける権利
- 特許を受ける権利の原始取得 → 自然人(発明者)
- 発明者と出願人の関係
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特許出願を行うには
- 書類や図面を特許庁へ提出することにより行う
- 先願主義(早いもの勝ち)
- 特許庁へ提出する書類(願書等)
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特許出願の流れ
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特許要件
- どのようなものが特許になるのか?
- 新規性や進歩性などの説明
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職務発明について
- 職務発明の定義(特許法第35条)
- 法的取り扱い(1項、3項、4及び5項)
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実用新案について(特許との相違)
- 保護対象 … 小発明
- 審査 … 無審査登録制度
- 存続期間 … 出願から10年
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質問
- 特許要件「公序良俗」の具体例は?
→ 時代とともに変わる(出願内容で変わる)
- 米国の先発明主義から先願主義への移行の最新情報
→ 来年とのうわさもある
- 発明の概念は
→ 各国ごとに違う(中国や韓国等では現在プログラム発明は認められていない)
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権利化後(後半:石橋特許委員)
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知的創造サイクル
- 研究開発→特許権等の取得→特許料の回収→新たな研究開発→…
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権利者がしなければならないこと
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権利者ができること
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特許権の権利行使について
- 差止請求権,損害賠償請求権等
- 特許権・侵害の定義
- 差止請求権の説明(現在・将来のため)
- 損害賠償請求権の説明(過去のため)
- 第三者ができること(特許無効審判,ライセンス契約や実施中止)
- 無効審判の説明
- 具体例(判例:アルゼvsサミーの損害賠償事件)
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実用新案権の特色
- 存続期間 … 特許権よりも短い
- 権利行使上の留意点 … 実用新案権者側に損害賠償責任も
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質問
- 裁判所での特許の有効性についての判断は?
→ 改正特許法104条の3により法律上可能になった
- 用途特許とは?
→ ダイナマイトの原料である「ニトログリセリン」を心臓病に使用する例など
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補足説明
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コンピュータプログラム発明について(榎本副委員長) → 元来は著作権で保護だったが、それでは不充分なので特許権でも保護 |
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職務発明について(富崎副会長) → 発明したものは、すべて発明者に原始取得 |
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閉会の挨拶(高橋副センター長)
平成18年1月に医薬品特許について記者懇談会のお知らせ。
平成18年2月に意匠・著作権について記者勉強会のお知らせ。
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