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第30回 まだまだある面白特許。今日は海外の面白特許を紹介して頂きます!
ラジオトーク
富山 日本弁理士会プレゼンツ「こちら知的財産相談室」の時間です。こんにちは富山幸代です。この時間は日常生活での出来事や身の回りのものを通じて、知的財産の意味や大切さを学ぶ番組です。今週の番組の回答者は日本弁理士会広報センターの服部博信さんです。
服部 こんにちは弁理士の服部です。
富山 服部さんよろしくお願いします。服部さん今週は「日本の面白特許」を紹介していただきました。本当何が知的財産として登録されるかわからないものですよね。有名人や芸能人の方も結構いるのでびっくりしました。皆さんかなり気軽に出願しているとそんな印象を受けました。
服部 そうですね。特に芸能人の方は気楽さを売り物にしているせいなのか意外と多いですよね。
富山 それにしても服部さんのお話をお伺いしていますと、服部さんは珍品を発掘するコレクター的趣味があるのではないかと思いました。
服部 本人はそんな気は少しもないんですけど。
富山 そうなんですか。
服部 ただ、仕事柄どんな発明品があるのか調べるのは好きですね。すると、珍品というか思わぬものに出くわします。
富山 そんな時はどんなお気持ちなんでしょうか?
服部 この発明家は何をきっかけでこれを考案したのか?とかそれが実際に使われたらどうなるのかなどを考えながらにやにやしています。中でも外国の発明は、面白いですよ。
富山 外国のですか?
服部 文化や生活習慣が違うので、日本人からみると思いもよらない珍品、というか首を傾けるような珍妙なものもたくさんあります。
富山 今回も楽しみですね。
服部
そうですか。ではいきますよ。まずは、有名人から2つほど。1つ目はマンへレのアメリカの特許です。ギターを横にしてテーブルのようにして引くときに使うギターの背中に取り付ける生体のようなものですね。こんな引き方ができるのはなかなかいないんですが、そんな発明をしています。
もう1つはマイケルジャクソンの特許。スメスクリミナルという曲でマイケルジャクソンが斜め45°くらいまで傾くパフォーマンスをするときに使う特殊な靴の発明です。
次にアメリカの珍品をいくつか紹介していきます。
富山 お願いします。
服部 最初はゴルフのパッティング方法。右手でグリップを持って左手で右手の手首を握るパッティング方法なんですが、こんなの特許とられたらおちおちゴルフもできませんね。
富山 そうですね。
服部
次はブランコの発明。皆さんもやったことあるかもしれませんがブランコを前後にではなく、左右にこぐ方法なんです。私も子供のころにやってたんで、特許侵害してたかもしれませんね。
アメリカだけでなくて他の国にも珍発明があります。
イギリスでは、注ぎ口が2つついたティーポットに特許が与えられています。数多くのコップにお茶を注ぐとき時間のロスにならないというんですけどカップ1個の時はどうするんでしょうかね。
最後に、国際出願を紹介します。取っ手付きの樽の形をした頭にかぶる被り物で、取っ手をひねるとお酒が出てくるというものなんですが、かなり重そうな感じがします。ちなみにこれはアメリカでは特許になっていますが日本には出願もされていないんですね。日本にはこういうユーモア‐は通じないということなんでようかね。
富山 本当に面白いですね。それぞれにお国柄が出てますよね。
服部 そうですね。ほかにもたくさんありますが今日はその一例ということで上げてみました。
富山 ありがとうございます。外国の方は面白がりなのか茶飲み話ついでに特許権を出願したそんな気軽さを感じます。日本もこれくらい気軽に考えてもいいのかもしれませんね。
服部 そうなると嬉しいですね。そんな時出番となるのがわたくしたち日本弁理士会です。日本弁理士会には無料の相談室がありますのでまずはこちらを活用して下さい。詳しくは日本弁理士会HPをご覧ください。
富山 服部さん一週間ありがとうございました。 なお、今日のこの番組は番組ホームページでいつでも聞くことができます。「弁理士 ラジオ」で検索してください。「こちら知的財産相談室」この番組は日本弁理士会の提供でお送りしました。また次回をお楽しみに。お相手は富山幸代でした。