支援活動だより150号
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14 知的財産支援活動だより2014年5月号(No.150)1.日 時:平成26年2月19日(水) 9:45〜10:30、10:45〜11:302.場 所:大阪市立新東三国小学校 3.名 称:「知的財産特別授業」4.内 容:発明工作授業5.対 象:6学年2クラス63名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.コメント: 今回、発明工作授業を実施したのは、大阪市立新東三国小学校です。同小学校からは、今回初めて発明工作授業のご依頼をいただきました。授業は2コマあったため、前半の司会をベテランの道坂会員に担当していただき、後半を私が担当しました。 児童たちのメリハリのある態度にはとても驚かされました。目の前にビー玉や見本の回転台が置いてあっても決して遊び始めることもなく、こちらに注目してきちんと説明を聞いてくれていました。そしていざ工作が始まると、皆が工作用紙を思い思いの形状に切り、様々なアイディアを出してくれました。また、先生方も児童と一緒になって、とても楽しそうに工作に取り組んでくださいました。そのため、授業はとても活気のあるものになりました。 なにより驚かされたのが、先生の児童に対するコミュニケーションの取り方です。先生の児童に対する語り方は、複数に対する話し方ではなく、児童の個々に話しかけているようでした。そのため、話を聞く側の児童たちもきちんと話を聞き、頼まれたことは責任を持って果たすという信頼関係に基づいたやり取りができているように感じられました。まるで大人同士の会話のようで、はしゃいでいる姿を見て、ふと児童たちが小学生であることに気が付くほどでした。先生と生徒がお互いを尊重しながらコミュニケーションを取ることに慣れているからこそ、私たちの話にもきちんと耳を傾けてくれるのだなと思いました。 私たちも知財授業を行うに当たり、児童の集団に対して指導するのではなく、きちんと個人個人に話しかけ対話を行うという姿勢を忘れてはいけないなと思わされました。今回の知財授業では、工作の楽しさを知ってもらうつもりでしたが、それ以上に教えられることの多いとても実りのある時間になりました。近畿支部 知財授業担当 淡路 俊作「知的財産特別授業」大阪府大阪市立新東三国小学校発想力豊な児童達と工作を行う講師陣(左写真 道坂 伸一、右写真 淡路 俊作 各会員)

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