支援活動152号
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10 知的財産支援活動だより2014年7月号(No.152)9.内  容: 今回の専門家講座は、神戸大学工学研究科における「知的財産の基礎」の授業の一コマにおいて開催したもので、知財の形成、活用、収益構造などについて、公認会計士・税理士の海崎氏、弁理士の小野会員、弁護士の細井氏にそれぞれの立場から解説していただきました。 まず、海崎氏が、キヤノンの経営環境について、解説された上で、キヤノンの利益の推移と分析などを通して、消耗品の独占的販売を堅持する消耗品ビジネスモデルについて解説されました。 続いて、小野会員が、消尽論についてシャチハタ(登録商標)スタンプを例に挙げて、キャップの修理、インクのしみ出すゴムの修理が特許権の侵害になるかなどを解説された上で、キヤノンのインクカートリッジの特許に関して、インクの再充填の特許権侵害成立性について解説されました。 次に、細井氏が、インクタンク事件の概要、民事訴訟の流れ、原告被告の主張、裁判所の判断について解説されました。知財普及・支援委員会 佐原 隆一

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