支援活動だより153号
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16 知的財産支援活動だより2014年8月号(No.153)1.日  時:平成26年6月18日(水) 13:45〜14:25、14:35〜15:152.場  所:滝川第二中学校 3.名  称:「知的財産特別授業」4.内  容:発明工作授業(ペーパータワー)、電子紙芝居「きき湯」5.対  象:2学年1クラス25名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.コメント: 滝川第二中学校は、西神中央駅からタクシーで15分、住宅街のど真ん中にありました。同校の高等学校は、野球、サッカーなどで全国レベルであることもあり、校門をくぐると大きな野球場とグラウンドがありました。生徒さんも礼儀正しく、大きな声で挨拶をしてくれました。今回、中学二年生3クラスのうちの特進クラスの25名に対して授業を行いました。「大人に対するのと同じ言葉で説明してやって欲しい」との要望もあり、経済用語も法律用語も使いつつ、反応を見て、優しい言葉で補充するような形で授業を進めました。 第一部では、まず、知的財産権が何故必要なのかについて、また、弁理士の仕事について説明しました。特許を取るためにはアイデアを文章で表現しなければならないことを説明すると、皆、驚いた様子でした。その後、「きき湯」を題材として、ビジネス環境において知的財産権は無くてはならないものであることを説明しました。 第二部では、ペーパータワーの発明工作授業を実施しました。この授業は、A4用紙を使い、ビッグサイズのカップ麺が載る程度の強度を持ちつつ、高さを競う授業です。4、5名で一組、合計五組で行いました。生徒たちは、チーム内で協力しながら、様々な形のタワーを作ってくれました。あるグループが調子よく高くしていき、他のチームを圧倒する高さに到達しましたが、カップ麺を載せると倒れてしまい、結局、高さでは三番目だったグループが優勝をしました。 生徒たちは、課題に対して、その解決手段は色々あること、また、その課題を読み違えると(今回のケースでは、高さだけでなく、強さも必要であるという課題を見落とすと)、良いものができないことを学んでくれたと思います。近畿支部知財授業担当 千原 清誠「知的財産特別授業」兵庫県滝川第二中学校興味津々の生徒達に講義を行う講師(千原 清誠 会員)

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