支援活動だより156_WebBook
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6 知的財産支援活動だより2014年11月号(No.156) C4 大学における利益相反(COI)に係るリスクマネジメント・・大学教職員および臨床研究におけるCOI マネジメントの先進的な取り組み,社会的および法的観点からCOI マネジメントのリスク等について紹介し,今後のマネジメントシステムの改善に繋がる課題や対策について議論を行う。 D4 基礎講座 ライセンス・・本セッションでは、これから技術移転を始める方や基礎をもう一度おさらいしたい方などを対象にしております。通常の業務だけでなく、ライセンス活動を始める際の心がけや仕事のモチベーションをどこに置くかなど、各スピーカーの実務紹介を通じて議論を深めます。 日本弁理士会は、2つの協賛セッションを提供しました。以下にその内容を詳しく紹介します。<協賛セッション1> 協賛セッション1では、基礎講座(知的財産)と題して、産学連携の現場において役立つ主に特許の基礎知識について解説が行われました。モデレータ:上條由紀子会員(金沢工業大学大学院知的創造システム専攻准教授)、スピーカー:久保浩三会員(奈良先端科学技術大学院大学産官学連携本部副本部長)、今智司会員、藤掛宗則会員の4名で、パネルディスカッションの形で講演及び質疑応答がなされました。 まず最初に、上條由紀子会員が、産学連携と知的財産の全体像について概略的に話されました。すなわち、大学で生まれた知的財産の創造・保護・活用にはサイクルがあり、このサイクルを有効に活用することにより、大学の研究者が生み出した知的財産が将来の大きな事業の種となる可能性があるということについて説明されました。その中で、次の6つの点について、すなわち、無形資産・知的資産・知的財産・知的財産権の概念の階層について、身近にある知的財産権の具体的一例や知的財産権の種類について、大学の知財業務としての発明の完成から出願までの流れについて、同じく出願から権利取得までの流れについて、大学で生まれた知的財産権の活用について、および知的財産マネジメントの必要性について論及されました。 次に、久保浩三会員が、産学官連携と知的財産というテーマを俯瞰するとき、知的財産をどのような位置づけで考えればよいのかということについて話されました。具体的には、大学研究成果の技術移転や大学発ベンチャー創出を有効に行うためには、ビジネスの独占化や投資の誘因のための知的財産権化が必須であり、それによって新産業創出・雇用創出を通じて社会発展に寄与できると論じられれました。知的財産権化のためには、発明がどのような要素から成り立っているのかを的確に把握すること、それに基づく特許調査を的確に行うこと、また市場性を的確に評価することが必要であると説明されました。また、技術移転人財育成のためのOJTプログラムや、現在のTLO等の出願状況の概略についても言及されました。 次に、今智司会員が、出願から特許権成立までの留意点について話されました。具

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