支援活動157_web用
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知的財産支援活動だより2014年12月号(No.157) 5 録出願の取り組みについてお話頂きました。山本勝博氏からは、中札内村(なかさつないむら)の特産のゆでたての枝豆を液体窒素で冷凍して外国に輸出し、輸出先の各国で非常に高い評価を得ていることと、ご自身がドバイ、ロシアなどに枝豆のトップセールスを行った際のご経験や、枝豆についての商標登録出願や、ハスカップのジャムに関する商標のトラブルなどのご経験についてお話頂きました。寺内伊久郞氏からは、前職のパナソニック時代のご経験から、海外ビジネスにおける、情報収集の難しさ、現地の生活習慣・商習慣を知ることの難しさ、顧客層の把握・販路確保の難しさなどを、インドの事例を中心としてご説明頂き、そもそも知的財産がないとビジネスを守れないとのご発言がありました。その後、会場からパネリストへの質疑応答があり、会場では活発な意見交換がなされました。 なお、池田食品株式会社および中札内村農業協同組合のご厚意により、第2部では各席に豆菓子と枝豆が配布され、パネルディスカッションは、非常に美味しい豆菓子と枝豆を頂きながら和やかな雰囲気の下で行われました。 今回のフォーラムでは、100人の定員に対して当日は115名の参加者があり大盛況となりました。道内の企業にとっては、北海道ブランドを生かした海外への事業展開とブランドの模倣対策が正に喫緊の課題であり、聴衆のニーズに即したテーマの選定が動員に結びつきました。フォーラムの内容に対するアンケートの結果も非常に好評であったと伺っており、フォーラムの参加者には有益な気づきの機会を提供できたものと思われます。サッポロホールディングス株式会社グループ技術知財戦略部長菊池 康久 氏パネルディスカッションの様子会場の様子

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