支援活動158_webbook
21/68
知的財産支援活動だより2015年2月号(No.158) 21 1.日 時:平成26年11月22日(土) 13:30~16:002.実施者:主催/運営 日本弁理士会東海支部3.場 所:名古屋商工会議所 3階第5会議室4.内 容:「意匠制度入門~ゼロから始める意匠~」5.対 象:一般市民、中小企業者、知財担当者など(61名)6.担当部署:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会7.講 師:日本弁理士会東海支部 知的財産権制度推進委員会 委員 吉田 元治、池田 俊達8.コメント:前半:意匠登録出願について セミナーの前半では、意匠登録出願の準備段階から出願手続までを中心に講義を行いました。「意匠制度入門」ということで、意匠に馴染がない方々を受講対象としていたことから、講義の序盤では、できるだけ実例を多く紹介しながら、意匠について理解していただけるように努めました。出願手続の説明では、自分で出願ができるようになってもらえるように、基本的なことに加え、実際に手続きをする際に迷う点などについて紹介しました。 基本事項の説明は省略しようかとも思いましたが、受講者の中には「自分で出願したい」という方が複数いらっしゃったので、今回の話が少しでもお役に立てれば、と思います。 また、講義の終盤では、出願戦略編として、部分意匠と関連意匠に絞って説明しました。部分意匠の説明は、あまり時間を割くことができなかったので、少し説明不足であった気もしましたが、部分意匠について少し分かったというご意見をいただけて良かったです。 機会があれば、部分意匠の話をもう少し時間をかけて丁寧にできれば、と思います。後半:「意匠権の活用に関して」 書籍等に記載されているような話では面白みがないと思い、意匠の活用に関する私見を述べさせていただきました。また、様々な内容を盛り込むと、その全てが忘れ去られてしまうおそれがあるかと思い、自分の言いたいポイントを一つに絞らせていただきました。法律論にならないよう、条文等の説明はできるだけ避けました。 裁判で争われた事例について、実際に類否判断していただいたのが好評だったように思います。意匠というものが物品の「見た目」であるがゆえの類否判断の困難さや、類否判断に頼らない意匠の活用法というものを、聴講者の方々が少しでも理解していただけたなら幸いです。東海支部知的財産権制度推進委員会 委 員 吉田 元治同 委 員 池田 俊達第5回休日パテントセミナー2014in名古屋セミナーの様子
元のページ