支援活動158_webbook
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30 知的財産支援活動だより2015年2月号(No.158)1.日 時:平成27年1月9日(金) 16:20~17:502.実施者:主催/日本弁理士会東海支部 運営/三重大学3.場 所:三重大学 共通教育棟2階 PBL教室4.内 容:知財にかかわる紛争劇5.対 象:学部(学士課程):1年次,2年次,3年次,4年次,5年次,6年次25名6.講 師:教育機関支援機構 副機構長 高田 珠美 運営委員 藤谷 修、榊原 靖、山内 健吾、菊谷 純、阪下 典子 教育機関支援キャラバン隊 隊員 北 裕介7.コメント: 同校での知的財産出前授業は、昨年に引き続いて2回目となります。三重県において知財教育に力をいれている先生方の熱意により、今回の授業が実現することとなりました。 同校では、知的財産に関する講義が行われていることから、生徒さん達は知的財産に関する基礎的な知識を持っているようでした。授業では、紛争劇に先立ち、基礎的な知識のおさらいも兼ねて、紛争劇でポイントとなる特許法の知識を説明しました。具体的には、特許を取得するためには出願書類を作成する必要があることや、その書類に基づく特許庁における審査、さらには先使用権などについて説明しました。コクヨの「カドケシ」や、越後製菓の「切り餅」をサンプルとして配布し、実際に手に取って見てもらえたこともあり、生徒さん達は熱心に耳を傾けていました。 続く紛争劇は、それぞれ異なるおにぎりパックの発明者Aと発明者Bとが争う形式で、模擬侵害訴訟のような形式で行うものです。配役は、発明者の他に、それぞれの発明者の代理人としての弁理士と、レフェリーと、解説者がいます。 双方の主張に対してレフェリーが判断し、○の数が多い方を勝利とするものです。劇では、特許の取得までの流れ、侵害判断、先使用権、特許無効、そして最後にクロスライセンスが話題にあがります。紛争劇の途中、進歩性の判断について生徒さん達に質問を投げかけてみると、的確な回答が返ってきました。生徒さん達の熱心さが伝わってきました。 生徒さん達は、途中で笑い声がでるなど、紛争劇を観る目は真剣であり、また、和やかでした。普段の講義とは異なる紛争劇を行うことにより、生徒さん達が知的財産についてさらに関心を持ってくれたものと思います。東海支部教育機関支援機構 副機構長 高田 珠美三重大学「知財学入門」における紛争劇
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