支援活動159_webBook
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30 知的財産支援活動だより2015年3月号(No.159)1.日  時:平成26年12月15日(月) 9:40〜10:25                     10:40〜11:25                     11:40〜12:252.場  所:神戸市立福住小学校 3.名  称:知的財産特別授業4.内  容:発明工作授業(回転台)5.対  象:6学年3クラス81名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.コメント: 今回、私たちは、神戸市灘区の神戸市立福住小学校を訪問致しました。福住小学校は、王子動物園の直ぐ近く、閑静な住宅街にあります。王子動物園は、神戸っ子の私(本報告書作成の五郎丸正巳)が子供の頃何十回と行った場所。なつかしさを覚えながら、福住小学校に向かいました。 今回弁理士会の授業を受けるのは、卒業を来春に控えた6年生の児童。授業は広い家庭科室で行われます。授業当日は寒い日だったので、児童は、ダウンやジャケットを着込んで授業に参加してくれました。 「『弁理士』という仕事を知っている人、いますか?」 いつものように問い掛けます。 「・・・・・・・・・(シーン)・・・・・・・・・」 いつものように「ゼロ回答」です。 いや、いいのです。そういう子供たちに弁理士という仕事を知ってもらうことも、私たちが学校を訪問している目的の一つなのです。 「今日やる工作は、図工の時間にしている工作とは少し違います。今日は、皆さんに『発明工作』をしてもらいます。」講師がそう言うと、児童は、キョトンとしながらも楽しそう。興味深そうに、講師の説明を受けます。1コマ45分のうち、実際の製作に使えるのは35分程度。皆、黙々と回転台作りに取り掛かります。輪っかのレールを作った児童、蓋の外周に壁を作った児童、壁の代わりに蓋の中央にビー玉1つ付けた児童。それらの児童の作品が次々に紹介されていきます。紹介された回転台を参考に、皆、工夫を凝らします。「私は、みんなのとは違うのを作る。」そういいながら、小さい輪っかをたくさん作り、皿の上面に貼る女子児童。でも、惜しい。輪っかが小さくて上手く回らない。 早々に完成したある男子児童は、「もっと速く回したい」と、当初1列だったビー玉の軌道を3列に増やします。その結果、かなりの高速で回すことができました(過去最速かも)。 楽しい時間は速いもので、あっという間に作業終了。講師が見せた製作模範例を、児童は食い入るようにみます。「こうすればよかったのか。」「俺が考えているのと一緒やった。」そんな声が聞こえます。福住小学校の児童は、オリジナルな回転台作りに挑戦する生徒が多く、その結果、作成された作品はバリエーションに富んでいました。半面、オリジナルを追求したせいか、授業時間中に完成した児童は1割程度に止まりました。 「発明の正解は一つではない」「失敗しても、それを手掛かりにやり直せばいい」。今回の授業を通じて、児童は、これらのことを学んでくれたと思います。もちろん、弁理士という職業も、しっかり覚えてくれたと思います。今回の授業を受けた児童の中から、社会に役立つ発明をしてくれる児童が出てくれることを願っています。近畿支部知財授業担当 五郎丸 正巳知的財産特別授業 兵庫県神戸市立福住小学校発想力豊かな児童達と工作を行う講師陣(五郎丸 正巳、山田 淳一、巴山 俊成 の各会員)

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