支援活動159_webBook
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8 知的財産支援活動だより2015年3月号(No.159)●教材の冒頭は商品の実物を使っての説明になりますので、学生にとってはとっつきやすい内容だっただろうと思われます。 実例での説明の後、発明とは何か、発明の本質とは何かといった、やや抽象的な内容をテーマとした説明が続きます。しかしながら、ともすれば難解になりがちなテーマを簡単な言葉を用いながら丁寧に読み解く内容となっており、学生は分かりやすく聞くことができたかと思います。 最後に、鉛筆を実例に、発明の捉え方について説明し、学生に問いかけつつ議論しました。学生からは、台本の域を超え、技術的に本質を突いた鋭い発言がありました。発明を突き詰めることは、技術の基礎、科学の基礎を突き詰めることだと逆に教えられた次第です。函館工業高等専門学校●セミナーには本科5年生・専攻科生をはじめ、教職員、一般参加者を含めた約200名が参加し、熱心に聴講されていました。講演後の質疑応答では学生・教職員さんからご質問もあり、その質問内容も高度であったため、教職員の方だけではなく、学生の方もかなり知財に関する知識を持たれているようでした。近年では、大学で知財の授業を行うことも増えてきましたが、技術系の学科であれば社会人になる前に一通りの知財知識を取得しておく必要があると考えられます。今回のように工業専門学校でも知財授業は必須だと思われ、このようなセミナーを通じて知財立国を掲げる我が国の次の世代を担う技術者に知財の講義をしていきたいと思います。秋田工業高等専門学校●最初に、最近の特許訴訟の紹介として、サムスン対アップル事件の簡単な解説を行いました。 次に、「おにぎりパック特許権物語」と題した寸劇を行いました。特許権は、おにぎりの包装に関するものです。ストーリーは、2つの企業同士の争いを通じて、特許権の取得から行使・交渉までの内容を含んでいます。講師が弁理士役を演じ、他の登場人物は録音済の音声です。途中で学生の意見を聞くところを3か所設け、学生自身にも考えてNo高 専編開催日参加人数講 師1函館工業高等専門学校中級編2014年12月5日20人富田 尊彦2秋田工業高等専門学校上級編2014年12月3日200人角谷  浩3鶴岡工業高等専門学校上級編2014年11月5日90人齋藤 昭彦4福島工業高等専門学校上級編2014年11月19日80人佐藤 辰彦5群馬工業高等専門学校初級編2014年11月7日41人中村 希望6富山高等専門学校上級編2014年12月19日26人藤井 俊一7沼津工業高等専門学校初級編2015年2月13日40人阿出川 豊8鈴鹿工業高等専門学校中級編2014年12月18日24人花田 久丸9大島商船高等専門学校初級編2015年1月19日19人木村 正彦10弓削商船高等専門学校初級編2014年12月2日70人壬生 優子11北九州工業高等専門学校上級編2015年1月26日37人山口 浩一

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