支援活動だより160号_webbook
17/52
知的財産支援活動だより2015年5月号(No.160) 17 1.日 時:平成27年2月12日(木)10:50~11:402.場 所:静岡県立富岳館高等学校3.実施者:主催 富士宮市/運営 静岡県立富岳館高等学校4.内 容:知的財産について、法的権利、著作権侵害について5.対象者:情報ビジネス系列第2年次生(45名)6.担当部署:日本弁理士会東海支部 静岡県委員会7.講 師:静岡県委員会 委員 倉澤 直人8.コメント: 静岡県富士宮市産業振興部商工振興課様から講演の御依頼を頂いたため、講演を行いました。講演の趣旨は、高校生に「知的財産、法的権利、著作権侵害」について、理解してもらうということでした。授業時間が40分と短いため、身近な事例を取り上げました。 特許権については、ディズニーランドのファストパス、デジカメ用の自撮り棒(棒の先端にカメラを取り付けることで自分で自分を撮影できる棒)を題材に説明しました。最初に、「ファストパスを知っていますか?」と質問したところ誰一人手を挙げなかったため、システム概要から説明することになりました。このため時間は予定よりかかったものの、特許の権利範囲がどのように表現されているか、それによってどのように保護されているかについて理解してもらえたと思います。実用新案、意匠(アイフォン公報使用)については、特許について十分に説明した後でしたので、容易に理解できたものと思います。 商標については、権利範囲が理解しやすいため、身近と思われる「紅ほっぺ」の事例を用いて商標権取得の意識を持っておくことの重要性を説明しました。 著作権については、「ひこにゃん」にまつわるトラブルの事例を紹介し、著作権の種類と、それを十分に把握していないことによる問題点を簡単に説明しました。 以上、広範囲の内容であるにも関わらず真面目に聞いてもらえたと思います。今後の課題としましては、時間を長めにするか、範囲を絞るか、を事前に協議しておく必要があると思います。東海支部 静岡県委員会 委員 倉澤 直人講義の様子「知的財産特別授業」静岡県立富岳館高等学校
元のページ