支援活動だより160号_webbook
30/52
30 知的財産支援活動だより2015年5月号(No.160)1.日 時:平成26年11月14日(金) 10:45〜11:30、 11:35〜12:202.場 所:養父市立建屋小学校 3.名 称:知的財産特別授業4.内 容:君も今日からエジソン、回転台5.対 象:5,6学年2クラス15名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.コメント: 本日の舞台は養父(やぶ)市立建屋(たきのや)小学校です。建屋小学校は全校生徒39名の小さな小学校で、最寄駅であるJR新井駅はJR東海道本線 姫路駅から播但線で1時間20分ほどのところにあります。建屋小学校までは駅からさらに車で約10分を要します。建屋小学校のある養父市は、竹田城跡や生野銀山で有名な朝来(あさご)市に隣接する風光明媚な場所です。今日は、このおおらかな自然に抱かれた建屋小学校で2時間の知財授業を行います。1時間目は寸劇授業「君も今日からエジソン」、2時間目は発明工作授業「回転台」です。担当する柴尾会員は今日が知財授業のデビューです。かくいう私も知財授業は久しぶり。新井駅に早めに集合した私達は入念に事前打合せを行いました。おかげで小学校到着が少し遅くなってしまい会場設営に大慌て。担任の先生に怪人X役をお願いし、慌ただしく知財授業が始まりました。 本日の生徒は5、6年生2学年合せて総勢15名です。知財授業はチャッピー君の大暴れに始まり、「サラカップル」や「カタシャンボトル」などたくさんの発明品が登場して子どもは大喜び。我先に挙手回答する生徒たちの勢いを感じながら、クイズタイムまであっと言う間に過ぎ去りました。休み時間も発明品を手に大騒ぎする子どもたちの後姿を見ながら、私たちは次の授業の準備に大慌てです。5分休みはすぐに終わり、同じ子どもたちを相手に今度は発明工作授業が始まりました。お皿とビー玉、画用紙を使ってテレビの回転台を作る授業ですが、紙が滑り落ちないこと、ビー玉が偏らないことの2つの課題をどのようにクリアするのか、子どもたちの発想を妨げぬよう助け舟は控えめに、作業を見守りました。逆さに置いた4個の紙コップの底にビー玉を乗せ、その上に丸い紙の蓋を乗せるというアイデアが出た時には、その柔軟な発想力を頼もしく感じました。発明の楽しさが少しでも子どもたちの心に残ってくれればと思います。 ご対応を頂いた教頭先生や担任の先生方も一緒に知財授業を楽しんで頂きました。担任の先生から授業後に弁理士について質問を受け、新しい知識の習得に一生懸命な先生方の熱意を感じました。同時に、まだまだ知名度が高いとは言えない私たちの職業を、地道に広めていく必要性も強く感じた次第です。近畿支部知財授業担当 大野 義也「知的財産特別授業」兵庫県養父市立建屋小学校興味津々の児童達に講義を行う講師陣(左写真の左から 柴尾 猛、大野 義也の各会員)
元のページ