支援活動165_Webbook
14/36

14 知的財産支援活動だより2015年10月号(No.165)1.日  時:平成27年7月13日(月) 9:45〜10:302.場  所:柏原市立堅下南小学校 3.名  称:知的財産特別授業4.内  容:君も今日からエジソン5.対  象:6学年2クラス81名6.担当部署:知財普及・支援委員会7.講  師:淡路 俊作、田中 勝也8.コメント: 今回、知的財産特別授業を実施したのは、柏原市立堅下南小学校です。同小学校からは、去年に引き続き二度目のご依頼をいただきました。 授業では、私が司会を担当し、身近な所にある日常の不便を解消するための、様々な「発明」を紹介しました。発明品を見てもらう前に、まずは児童たちにアイディアを出してもらいました。最初は照れていた児童たちも、少しずつ発言してくれるようになり、どんな答えであってもそこには工夫があり不正解はないのだということに気が付くと多くの児童たちが手を挙げてくれるようになりました。 そして、寸劇では田中会員が扮するF博士の発明品と、担任の先生が扮する怪人Xの模倣品とでどちらを買いたいか、を児童たちに聞いてみました。最初はほとんどの児童が、安い模倣品を買いたいという答えでした。しかし、せっかく発明をしても、簡単にまねをされてしまうのでは、誰も発明をしなくなってしまい、世の中を便利にする発明が全く生まれなくなってしまう、という解説には納得してもらえたようでした。 今回の授業を通して、児童たちには、世の中を便利にするために「特許法」というルールがあり、その専門家が「弁理士」だということを覚えてもらえたのではないかと思いました。 最後に担任の先生からは、「自分自身も楽しめてとてもいい授業だったので、来年もぜひお願いしたい。」とのお言葉をいただくことができました。思い出してみれば私自身、子供時代にこのような授業を受けたことはありませんでした。大人であっても「特許法」に対する知識が十分とはいえないのが現状なのかもしれません。児童だけでなく大人である先生たちにも興味を持っていただけたことは大変うれしく思いました。これからもより多くの人たちに知財の重要性を少しでも理解してもらえればと思いつつ、学校を後にしました。近畿支部 知財授業担当 淡路 俊作「知的財産特別授業」大阪府柏原市立堅下南小学校興味津々の児童達に講義を行う講師陣

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です