支援活動166_WebBook
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知的財産支援活動だより2015年11月号(No.166) 13 1.日 時:平成27年10月28日(水) 13:20~15:102.主催者:日本弁理士会3.場 所:福島県立小野高等学校4.テーマ:商標登録及び知的財産制度の基礎(とんかつバーガーの商標登録出願等)5.対 象:高校2年生を中心に40名6.講 師:鈴木 賢一 会員、稲穂 健市 会員7.内 容: 福島県立小野高等学校は、福島県中央部の郡山市と太平洋側南部のいわき市とを結ぶほぼ中間点、緑豊かな阿武隈高原に立地する学校です。全校生徒数は300人弱で、ビジネス系列や産業技術系列などを含む総合学科からなり、一般の普通学科と専門的な職業学科を統合した実践的な教育プログラムにより、地域人材の育成を担っています。商品開発など実習授業の実施過程で、商標を中心とする知的財産制度の基礎を学ぶ必要性を感じ、今回の出張授業の要請となりました。 今回の授業は、東北支部の稲穂健市会員の協力を得ながらの実施となりました。 会場は視聴覚教室であったためセッティングも速やかに完了し、授業開始前には、私が持参した知的財産に係る商品見本(平商業高校の開発商品など)を教室内に展示して、生徒達がそれらを自由に手にとって見て、知的財産を身近に実感できるような工夫をしてみました。 学校側の授業開催の言葉を受けた後、専門職業人としての弁理士についての簡単な説明を兼ねた稲穂会員の自己紹介に入り、その後、私が自己紹介をしながら今回のメインである「とんかつバーガーの商標登録出願」のワンポイント解説を行い、スライド上演に移行しました。 スライド劇に関しては、稲穂会員が弁理士役、私がスライド操作と解説者役を担当しました。学校側からは、知的財産全体の基礎知識についても授業内容に織り込んでほしいとの要望がありましたので、授業前半でスライド上演が終了できるように進行し、地元・福島県の地域団体商標(4件)を紹介するとともに、その中の一つ「南郷トマト」を利用した商品開発(ハンバーガー)の事例も解説しました。 その後、展示した商品見本の知的財産としての見所を簡単に解説して、休憩時間に自由に手にとって見てくださいと話をして前半の授業は終了し、10分の休憩となりました。 授業後半では、稲穂会員が用意したスライドや前記商品見本を利用しながら、著作権も含めた知的財産全般に関する解説を稲穂会員が行いました。 その後、スライド劇の復習の意味を込め、講師2人で協力しながら、商標の識別力に関するクイズを行いました。 最後に、私が用意したスライドにより「新しいタイプの商標」の紹介を行い、近年の商標制度改正の動向にも簡単に触れて、知的財産は私達の生活に密接に関わるもので、社会や経済の変化に対応して柔軟に変わることも多いので、新聞やテレビのニュースにも日頃から興味を持って接するようにと話をしました。 最後は質問コーナーとしましたが、生徒が考えた商標案についての登録可能性などの質問もありました。 そして、最後に生徒代表からのお礼の言葉を頂き、授業終了となりました。知的財産支援センター第1事業部 鈴木 賢一「知的財産特別授業」福島県立小野高等学校
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