支援活動166_WebBook
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知的財産支援活動だより2015年11月号(No.166) 21 1.日 時:平成27年10月13日(火) 14:00~15:302.内 容:・著作権の概要(自己の権利を守り、他人の権利を侵害しないために) ・著作者の権利・著作隣接権・他人の著作物を利用する方法 ・著作物等が例外的に無断利用できる場合3.場 所:富士宮市役所7階721・722会議室4.実施者:主催・運営 富士宮市5.対象者:行政職員、市内企業等23名6.担当部署:東海支部静岡県委員会7.派遣講師:東海支部中小企業支援キャラバン隊 坂野 史子8.コメント: 受講者は行政職員・事業所の関係者とのことで、著作権法の講義を受けたことがない人が殆どと思われましたので、著作権法の枠組みを理解してもらうことを目的として講義を行いました。前半は講義形式で、知的財産の全体像、著作権と特許の違い、著作権で保護されている権利や権利行使の制限について話し、後半は具体的な場面を想定したクイズ形式で、参加者に回答してもらい、解説するという参加型の形式をとりました。 前半の講義を終了した時点で商標と著作権の違いについての質問があり、全ての講義を終了した後の質疑応答の時間には、主に著作権の制限や権利行使について複数人から質問がありました。質疑応答の時間の後、熱心に質問される方も複数人いらっしゃいました。質問の内容から、最初に著作権法で保護されるべき著作物にあたるかを検討しなければならない点、著作権法は人格的利益と財産権を保護している点、著作権の権利行使を制限する規定が種々存在する点等についてご理解頂けたものと思います。 もしさらに機会があれば、中級編として具体的な裁判例を紹介する講義をすることができれば、より理解が深まるものと思います。東海支部中小企業支援キャラバン隊隊員 坂野 史子「著作権セミナー」(富士宮市)講義の様子
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