支援活動166_WebBook
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26 知的財産支援活動だより2015年11月号(No.166)1.日 時:平成27年9月26日(土) 14:00~16:302.場 所:TKPガーデンシティ大阪梅田3.テーマ:米国における特許保護適格性(101条拒絶)全般について4.講 師:河野 英仁 会員5.対 象:一般受講者 96名6.コメント: パテントセミナー2015の幕開けを飾る大阪応用編第1回目は、河野英仁会員をお招きして「米国における特許保護適格性(101条拒絶)全般について」というテーマで講義いただきました。 講義の前半では、米国特許法101条関連の判例として、まず従前の判断基準により特許保護適格性を否定する判断が示されたBilski最高裁判決とMayo最高裁判決を説明しました。続いて、Alice最高裁判決を説明され、同判決で示された特許保護適格性の新たな判断基準について教示いただきました。さらに、Alice最高裁判決の後で、特許保護適格性無しとの判断が示されたUltramercial事件と、特許保護適格性有りとの判断が示されたDDR事件を説明しました。経緯を追って各判例を比較することで、米国で特許保護適格性有りと判断されるためのポイントについて、理解を深めることができました。 講義の後半では、今年7月31日に追加されたばかりである最新のUSPTOガイドラインについて判り易く説明しました。請求項の具体例を実際に検討しながら説明しましたので、新たな判断基準の理解をさらに深めることができました。 河野会員は、一般の方向けのセミナーとして、今回のテーマがマニアック過ぎたのではないかと危惧していましたが、実務上101条拒絶の問題に直面しておられる方も多く、皆様最後まで熱心に受講しておられました。実務上の問題解決に役立つ最新の知識が習得でき、米国における特許保護適格性の新しい判断基準の理解を深めることができましたので、受講者の方々には大変有意義な時間をお過ごし頂けたと思います。近畿支部知財普及・支援委員会 柳瀬 智之「パテントセミナー2015」大阪 応用編 第1回講師の河野英仁会員会場の様子
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