支援活動168_WebBook
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22 知的財産支援活動だより2016年2月号(No.168)1.日 時:平成27年12月9日(水) 13:00~14:302.主 催:岩手県、一般社団法人岩手県発明協会、日本弁理士会3.場 所:岩手県立黒沢尻工業高等学校4.テーマ:電子紙芝居「世界が認めた町工場の職人技~プルトップ缶の知的財産権~」、 発明工作授業ペーパータワー5.対 象:専攻科1、2年生13名6.講 師:千原 清誠 会員、久米 輝代 会員7.内 容: 今回の知財授業は、高校卒業後の専攻科1、2年生を対象として行われました。専攻科の生徒は、普段から90分の授業ということで集中力もありましたし、既に全員が企業インターンシップも経験しており、ものづくりを通して様々なことを学んでいる生徒たちでした。 授業は、前半は講義形式で、まず初めに、『カップヌードル』を用いて知的財産権についての導入説明をし、その後、『世界が認めた町工場の職人技 ~「プルトップ缶」の知的財産権~』というパワーポイントを使って、知的財産権についての概要が具体的事例に沿って詳細に説明しました。 後半は『ペーパータワー』を製作する実習形式の発明工作授業で、班にわかれ、40枚の紙を使い、頭頂部におもりをのせても倒れないタワーをできるだけ高く作る、という課題で、生徒たちに発明から製品化までを疑似体験してもらいました。今回は生徒が13名と少なかったため、3名×3班、2名×2班という少人数の班構成でしたが、ものづくりに慣れている優秀な生徒たちだったので、課題説明などもほとんど必要なく、全員が活発にアイデアを出し合い、テキパキと作業に入っていました。また、学校の先生方も数多く授業に参加してくださっていたので、私たち講師も、2名しかいない2つの班の人手としてそれぞれお手伝いすることができるほどでした。そして、各班による発表の後に、頭頂部におもりをのせて競技を行い、優勝チームを決めるとともに、先生方の投票によるデザイン賞の発表もあり、大変盛り上がりました。この実習を通して、生徒たちは、発明を身近なものとして感じ、発想の大切さ、アイデアを尊重する意識、知的財産権によるアイデアの保護の重要性などを学んでくれたと思います。 その後、質疑応答も行われましたが、「発明」や「特許」を強く意識した社会人の目線での質問もあり、全体として大変有意義な授業になりました。そして最後に、岩手県発明協会の酒井専務によるご挨拶の後、生徒代表によるお礼の言葉があり、授業終了となりました。知的財産支援センター第1事業部 久米 輝代「知的財産特別授業」岩手県立黒沢尻工業高等学校
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