支援活動168_WebBook
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36 知的財産支援活動だより2016年2月号(No.168)1.日  時:平成28年1月17日(日) 13:00~16:002.場  所:アスト津 津市アストプラザ 4F研修室A3.実施者:主催・運営/日本弁理士会 東海支部4.内容及び講師:企業経営に活かす知的財産~経営判断における知的財産の活用について~         (第1部)中小企業における知財活用法          講師 坂岡 範穗 会員(日本弁理士会東海支部三重県委員会 委員)         (第2部)ライセンス契約と民法基礎          講師 松本  悟 会員(日本弁理士会東海支部三重県委員会 委員)         (第3部)周囲の力を利用する中小企業の技術経営          講師 中小企業診断士 澄野 久生 氏(三重県中小企業診断協会 理事)5.対  象:一般市民、企業関係者など 31名6.担当部署:東海支部 三重県委員会7.コメント: 本年度の休日パテントセミナーは、企業経営に活かす知的財産として、三重県中小企業診断協会の協力の元に実施されました。 まず、第1部の講義では、坂岡会員に、中小企業における知財活動の実態の全体像や知財活用の成功例についてご講演頂きました。知財活動の実態については、統計グラフデータ等を元に分かりやすくご説明頂き、知財活用の成功例では、実際の歯ブラシの特許権についてご説明頂きました。身近な製品の実例に沿った解説により、製品の販売戦略上、特許権が非常に有効に機能し得ることを理解して頂けたものと思われます。 次に、第2部の講義では、松本会員に、ライセンス契約と民法基礎についてご講演頂きました。従来の三重県での休日パテントセミナーでは取り扱っていない分野であり、内容上どうしても法律的な用語が多くなってしまいますが、基本的な概要を丁寧に説明頂きました。特に企業知財部や会社経営者の方は、自己の業務に直接的な影響の大きい内容であるため、興味深く聴講されていました。 最後に、第3部の講演では、中小企業診断士の澄野氏に、産学官連携や補助金を利用した中小企業の技術経営についてご講演頂きました。ご自身の数十年にわたる実例に基づいた、通常では聞けない内容を多く説明頂き、参加者にとって有意義な内容であったと思われます。 また、当日は伊勢新聞社の取材が行なわれ、翌日の1月18日朝刊に、休日パテントセミナーの記事が掲載されました。東海支部 三重県委員会 委員長 和気 光「休日パテントセミナー2015 in津」会場の様子

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