支援活動168_WebBook
43/68
知的財産支援活動だより2016年2月号(No.168) 43 1.日 時:平成27年11月14日(土) 14:00~16:302.場 所:TKPガーデンシティ大阪梅田3.テーマ:職務発明制度の改正と対応4.講 師:飯島 歩5.対 象:一般受講者 168名6.コメント: パテントセミナー2015の大阪応用編第3回目は、飯島歩会員が「職務発明制度の改正と対応」というテーマで講義しました。学習に最も適した季節である11月の週末の中、168名もの大勢の方々にご参加いただきました。講義が始まる前に、本年度より始まった日本弁理士会の目玉事業である弁理士知財キャラバン事業の概要について受講者の皆様に紹介しました。 講義では、まず、過去の法改正や裁判例に触れつつ職務発明制度の改正の経緯を説明しました。その後、改正特許法35条の条文構造について、さらに権利取得を巡る対応と相当の利益を巡る対応について詳しく解説しました。今回のセミナーの直前に産業構造審議会知的財産分科会特許制度小委員会より法第35条第5項に関する指針案が発表されましたが、セミナー資料の締め切りまで時間がほとんどなかったにもかかわらず、指針案の内容も当日の資料には盛り込まれており、受講者は最新の情報に基づいて学習を進めることができたことと思います。また、講義では机上の理論的な内容にとどまらず、飯島会員の数多くのご経験に基づき職務発明規定を作成する際の実務上のポイントなど、より実践的な内容もお話いただきました。 講義終了後も飯島会員に質問をするために長蛇の列ができ、飯島会員は会場の時間いっぱいまで受講者の質問に答えてくださいました。土曜日の忙しい中、お集まりいただいた皆様には有意義な時間をお過ごしいただけたものと思います。近畿支部知財普及・支援委員会 古田 昌稔パテントセミナー2015 大阪応用編第3回講師:飯島 歩 会員会場の様子
元のページ