支援活動170_WebBook
8/44
8 知的財産支援活動だより2016年5月号(No.170)平成27年度日本弁理士会大学支援事業~東京農工大学大学院農学府との連携講座~知的財産支援センター 運営委員 矢野 卓哉1.はじめに 日本弁理士会と国立大学法人東京農工大学(以下、東京農工大学といいます。)は、平成27年10月から平成28年2月にかけて全15回にわたって、特別講義Ⅲ「知的財産概論」を開催致しました。本講座は、日本弁理士会「個別的大学支援事業」の一環として、日本弁理士会が講師費用を負担する形で開設された1クール単位の講座であり、知的財産制度の普及と啓発を目的としています。 なお、本講座は、東京農工大学大学院の正式履修科目として、東京農工大学農学府教育委員会の認定を受けています。2.カリキュラム 本講座は、農学府大学院の学生を対象としています。このため、講義内容として、農学に関連する知的財産(農業知財)を取扱うことと致しました。そこで、知的財産支援センター第2事業部では、最新の農業知財に詳しい講師を招聘するために、農林水産知財対応委員会、バイオ・ライフサイエンス委員会に協力を仰ぎ、講師の選定、講義内容の検討を行いました。 第1回目の講義には、当会の橋本虎之助会員が講師を担当しました。15回のカリキュラムは、以下のとおりです。第1回 10/ 2基調講演「日本弁理士会による大学支援事業」橋本虎之助 会員第2回 10/ 9「知的財産概論」知的財産権の全体像とその重要性若山俊輔 会員第3回 10/16「特許法概説」 特許を取得するための要件、手続等の基礎知識若山俊輔 会員第4回 10/23「商標法概説」 商標登録を受けるための要件、手続等の基礎知識若山俊輔 会員第5回 10/30「種苗法概説」 種苗法概説、農産物の知的財産の保護に付き解説中嶋和昭 会員(農林水産知財対応委員会)第6回 11/6「農産物ブランド化1」 農産物ブランドと知的財産につき具体例を解説する浅野勝美 会員(農林水産知財対応委員会)第7回 11/20「農産物ブランド化2」 地域ブランド商標と地域活性化につき具体例を解説する浅野勝美 会員(農林水産知財対応委員会)第8回 11/20「最新農業知財」 最新農業ビジネスを支える知的財産について解説長谷部善太郎 会員(農林水産知財対応委員会)第9回 12/4「再生医療と知的財産」遺伝子組み換え作物、ゲノム編集櫻井通陽 会員(バイオ・ライフサイエンス委員会)
元のページ