支援活動172_webbook
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8 知的財産支援活動だより2016年7月号(No.172)1.日  時:平成28年5月18日(水) 14:40~16:102.場  所:豊田工業高等専門学校 多目的ホール3.実施者:主催 東海支部 運営 豊田工業高等専門学校4.内  容:特許紛争劇5.対象者:機械工学科、電気・電子システム工学科、情報工学科、環境都市工学科、建築       学科4年生約200名6.担当部署:東海支部教育機関支援機構7.講  師:教育機関支援キャラバン隊 隊員 瀧川 彰人、高田 珠美、藤谷 修、       古田 広人、石原 五郎、北 裕介、菊谷 純、伊藤 正典、松嶋 俊紀8.コメント: 同校での知的財産出前授業は、今年がはじめてとなります。授業では、紛争劇を始める前に、北先生が、紛争劇にまつわる特許法の基本的な知識を解説しました。 続く紛争劇は、それぞれ異なるおにぎりパックの発明者である伊藤パリ助と、中小企業社長である高田海苔子とが争う形式で、模擬侵害訴訟のような形式で行うものです。配役は、発明者の他に、それぞれの発明者の代理人としての弁理士と、レフェリーと、解説者がいます。双方の発明者及び代理人の主張をレフェリーが判断し、○の数が多い方を勝利とされます。劇では、特許の取得までの流れ、侵害判断、先使用権、特許無効、そして最後にクロスライセンスが話題にあがります。今回の授業は、200名を対象に、大講義室で行ったため、出演者は普段よりも声を張りながら役を演じました。 こららの学校では、今回のような知財関係の授業の実施ははじめてとのことでしたが、学生さん達は、開始直後から演者の動作やアドリブなどに笑いや拍手を送るなど、楽しみながら、真剣に紛争劇を観ている様子でした。また、リポーター役からの質問に対して、しっかりと自分の考えを述べていました。終演後には、鋭い質問をする学生さんもいらっしゃいました。紛争劇で扱う特許に関する内容について、よく理解していただけたのではないかと思います。終演後に、校長先生から好評をいただきました。東海支部教育機関支援機構 副機構長 高田 珠美「知的財産特別授業」豊田工業高等専門学校劇の様子

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