支援活動だより174_webbook
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26 知的財産支援活動だより2016年9月号(No.174)1.日  時:平成28年8月2日(火) 13:30~16:302.場  所:碧南市ものづくりセンター(愛知県碧南市)3.内  容: 電子紙芝居「レオ君物語(第2章)特許ってなあに」による講義、及び「簡単なリニアモーター」工作4.実施者:主催 碧南市ものづくりセンター・日本弁理士会東海支部5.対  象:碧南市内在住の小学校3年生~6年生 29名6.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構7.講  師: 日本弁理士会東海支部教育機関支援キャラバン隊 隊員 瀧川 彰人       高田 珠美 橋本  努 花田 久丸 北  祐介 藤田有三子 榊原  靖       岡  浩喜 三輪 諭史8.コメント: 碧南市ものづくりセンターでの出前授業では、碧南市内在住の小学生30名が参加されました。前半の授業では、電子紙芝居「レオ君物語(第2章)特許ってなあに」(音声無し)を、音声及びスライド操作を参加講師で分担して上映しました。パン職人レオ君の発明、それを真似して販売するシン君、弁理士キヨじいさんのアドバイス、レオ君のカレーパンにかかる特許取得、弁理士メイおばさんのシン君へのアドバイス、シン君のカレーパンの販売中止という流れで、効果音が入りながらテンポよく進み、講師陣の熱演もあって、皆さん集中して観ていました。上映後、レオ君が苦労して発明しても、シン君のように他人に真似されて楽に販売されたら、レオ君は悲しいよねといったことを子供達に確認しつつ、そのような発明を守るのが特許であることを簡単に説明しました。発明といえば特許ということを記憶してもらえたと思います。(瀧川 彰人) 後半の授業では、子供達が8つのグループに分かれて、「簡単なリニアモーター」を作成する工作を実施しました。工作の講師は北が担当し、その他の先生方は、各グループに分かれて子供達を指導して頂きました。作成するリニアモーターは、電気と磁石の力を利用してコイルが回転しながらレール上を進む仕組みになっています。工作は、(1)磁石及びレール(銅パイプ)を固定した発泡スチロール製の土台を作製する工程、(2)レールに電池ボックスの配線を半田付けする工程、及び(3)エナメル線からコイルを作製する工程からなります。1番目の工程では、発泡スチロールをまっすぐカッターで切ったり、磁石をまっすぐに並べて取り付けたりすることが特に低学年の子供達にとって難しそうでした。2番目の工程では、初めて半田付けを体験する子供達もいましたが、先生方の手助けもあり、全員無事に行うことができました。3番目の工程では、エナメル線をきれいに巻いてコイルにしたり、コイルの特定部分のエナメルを紙やすりで落としたりする作業があるため、低学年,高学年に限らず、子供達全員にとって難しそうでした。しかし、先生方の補助を受けながら子供達も努力し、最終的には全員リニアモーターを完成させることができました。いろいろ難しい作業もありましたが、それらを乗り越えて1つの作品を完成させた工作授業を含む今回の出前授業が、子供達のこれからの糧になれば幸いです。(北 裕介)東海支部 教育機関支援機構 機構長 瀧川 彰人                    運営委員 北  裕介「知的財産特別授業」碧南市ものづくりセンター授業の風景工作の風景

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