支援活動だより174_webbook
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知的財産支援活動だより2016年9月号(No.174) 35 ◆イベントの部 大阪ビジネスパーク内のツイン21アトリウムにおいて、「身近に楽しむ知的財産」をテーマとしてイベントを開催しました。「知的財産権」、「弁理士」という言葉が一般の方に浸透していないことを知財授業やセミナーの際に感じていることから、昨年度に引き続き、講演会だけでなく「もう少し幅広い層を対象に普及活動をしよう」という趣旨で「家族全員で楽しめるイベント」を企画しました。具体的な内容は以下の通りです。○サイエンスショー: 大阪市立科学館で行われるサイエンスショーの公演者(弁理士)が、数あるレパートリーの中でも人気のあるテーマを2つ選んで、合計3回実演しました。その豊富な経験を生かした絶妙なトークが、多くの子どもたちの興味を引きつけていました。ステージ前のイス観覧席よりさらにステージに近いところに子どもたちが直接座れるカーペットスペースを設けたことで、多くの子どもたちが飛んだり跳ねたりしながら楽しそうにショーを見ていました。○知財授業・工作授業: 日本弁理士会の出前授業コンテンツとして準備されている知財授業と工作授業から、「電子紙芝居(はつめいってなあに?)」と「オリジナル回転台を作ろう」を実施しました。さらに、本年度は小さい子どもたちにも工作を楽しんでもらえるように、回転台よりも簡単に挑戦できる「万華鏡」の工作を実施しました。回転台と万華鏡の材料をそれぞれ150セットを準備していたのですが、お昼過ぎにはなくなってしまい、材料を追加しなければならないほどの大盛況でした。○マスコットキャラクター: 日本弁理士会の「はっぴょん」、浜寺ローズカーニバル(堺市)の「浜寺ローズちゃん」、大阪税関の「カスタム君」の着ぐるみが登場しました。当日は大変蒸し暑く、着ぐるみの中に入って活動するには厳しい1日でしたが、多くの来場者と写真撮影を行い、会場を大いに盛り上げてくれました。○クイズコーナーと展示ブース1~3: クイズコーナーとブース展示1(知財制度の紹介)は、まるではっぴょんが問いかけているような楽しいクイズを解きながら、発明や特許制度、弁理士などを知ってもらうという企画で、参加者全員に簡単な賞品を用意したこともあって来場者に大人気でした。ブース展示2(全国発明婦人協会の会員による発明品の展示)とブース展示3(大阪税関による知財啓蒙活動)では、発明婦人協会による発明品の中に特許や実用新案を取得した力作も多くあり、来場者の方々も興味深そうに作品を見てまわっていました。大阪税関のブースでは輸入品の中から発見されたニセモノなどが展示されました。また、カスタム君は、麻薬探知犬をモデルとした大阪税関のイメージキャラクターであり、来場者との記念撮影などを通じて会場を大いに盛り上げました。〇ロボット体験: ロボット体験は、八尾市に本社を置く株式会社藤原電子工業に協力いただきました。二足歩行する人型ロボットをリモコンで操ってロボット対ロボットで相撲を取り、ロボット操縦を実体験してもらうイベントです。子どもたちが真剣なまなざしでロボットを操作している様子が印象的でした。 会場のツイン21アトリウムはかなり広いスペースでしたが、最初のサイエンスショーが始まる午前から多くの方が集まりました。特に、小学校や幼稚園ぐらいの子どもさんを連れた家族の参加が目立ちました。「お父さん、お母さんと子どもさん」という組合せはもちろん、お祖父さん又はお祖母さんとお孫さんなど、家族一緒にこのイベントを「身近に」楽しんでいただけたのではないでしょうか。 さらに、本会広報センターからご提供いただいたはっぴょんの図柄のついた風船が、当日子どもたちに大人気でした。この風船欲しさに会場に立ち寄ってくれた親子連れも多かったと思います。色とりどりの風船が並んでいる様子が会場を華やかに際立たせ、遠目にも「何をやっているんだろう?」と来場者の興味を引いたことと思います。その結果、通行人を含む多くの方に参加していただくことができ、フェスティバルの成功につながりました。モデレーターの内藤氏パネルディスカッションの様子藤本氏の講演
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