支援活動175_webbook
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知的財産支援活動だより2016年10月号(No.175) 15 1.日 時:平成28年9月5日(月) 12:30〜13:302.場 所:滋賀県立彦根工業高等学校 3.名 称:「知的財産特別授業」4.内 容:発明工作授業(ペーパータワー)5.対 象:2年生1クラス33名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.講 師:松山 徳子、柳瀬 智之8.コメント: 台風が九州に近づいているという天気予報を気にしつつ、京都駅からJRで1時間弱、河瀬駅から歩いて10分ほどで滋賀県立彦根工業高等学校に到着いたしました。 建設科2年生、33名の生徒達を対象に1時間の発明工作授業(ペーパータワー)を行ってまいりました。 司会進行を担当した柳瀬弁理士が初めに10分程度、弁理士と発明について話をいたしました。最初は表情の硬かった生徒達も発明の一例としてカップヌードルの中身を見せると、麺を早くほぐすための工夫が一目瞭然に認識できたのか、なるほどと感心した様子でした。続いてペーパータワーの作成ルールについて説明し、30分の作成時間の後、タワーの高さの計測発表を行う時間を20分取りました。使用する材料は4色のA4用紙、各10枚ずつ、合計40枚とこれらをつなぐために使用するテープだけ。最上部にカップヌードルを置いて10秒間、その状態を保てれば合格、その後タワーの高さを競うというルールです。上位グループには賞品が授与されると聞いて生徒達の士気も一気に上がったようです。5分程度タワーの設計プランを練った後、生徒達は思い思いに用紙を丸めたり、三角に折ったりし始めました。土台の強度に重点を置くグループ、高さをひたすら追求するグループ、タワーとしてのデザインにも配慮するグループ等、様々な工夫が凝らされたタワーが出来上がりました。 完成発表では11のグループが順にタワー上にカップヌードルを載せて10秒をカウント後、タワーの高さを計測し、グループリーダーに工夫点を披露してもらいました。高くタワーを作成したグループのほかに、タワーとしての美しさや、使用する紙の枚数の少なさ、つまり低コストを実現したグループがアイディア賞として選ばれました。 今日の工作授業を通して生徒達が、強度と高さという機能、デザイン、コストなどものづくりの原点を楽しく学んでくれたのではないかと思いながら同校を後にいたしました。近畿支部知財授業担当 松山 徳子※「カップヌードル」は日清食品ホールディングス株式会社の登録商標です。「知的財産特別授業」滋賀県立彦根工業高等学校発想力豊かな生徒達と工作を行う講師陣
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