支援活動だより177_webbook
26/48

26 知的財産支援活動だより2016年12月号(No.177)1.日  時:平成28年10月19日(水) 13:15〜13:55、                     14:05〜15:052.場  所:和歌山県立紀北工業高等学校3.名  称:「知的財産特別授業」4.内  容:知財授業(プルトップ缶、コインロッカー)、発明工作授業(ペーパータワー)5.対  象:3年生1クラス40名6.担当部署:近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:松山徳子、佐々木達也8.コメント: 今回、私達が向かったのは和歌山県立紀北工業高等学校です。南海高野線、JR和歌山線を乗り継いで大阪から2時間弱、学校の最寄り駅である紀伊山田駅に到着いたしました。高野山と紀の川の流れを眺める自然豊かな地にある同校はシステム化学科、機械科、電気科の3学科に分かれており、本日は電気科3年生40名の皆さんに知財授業と紙タワーの工作授業を行いました。担当の先生は知的財産に関する講義を学内でされている方で生徒達と作った「自動水遣り装置」で特許を取得、多数のトロフィーの隣に特許証が飾られていたのには驚きました。 1コマ目の知財授業は佐々木会員によるプルトップ缶とコインロッカーの講義でした。昼食後の眠りを誘う時間に難解な内容の講義は退屈ではないかという私達の心配をよそに生徒達は知財に対する関心が高いうえに、クイズ形式の問いかけにも口々に答えてくれるほどの熱心さでした。プルトップ缶の実物がお披露目され、生徒達の目の前で実際に開封し、回覧したことで発明品を身近に感じてもらえたようです。2コマ目は紙タワーを作成してその高さを競ってもらいました。5名ずつ、8つのグループに分かれて時折歓声が上がる中、オリジナリティあふれる紙タワーがあちこちで出来上がっていきます。途中から校長先生や教頭先生も見学に来られました。楽しそうにタワーを作る生徒達、またそれを笑顔でビデオ撮影する先生方の様子を拝見していると、生徒一人ひとりをとても大切にされているからこんなに生徒達は素直に伸び伸びしているのだなと思いました。来春にはほとんどの生徒達が就職するということですが、ものづくりの現場で本日の知財授業で学んでもらえた知識が少しでも役に立つことを願いながら学校を後にいたしました。近畿支部知財授業担当 松山徳子「知的財産特別授業」和歌山県立紀北工業高等学校興味津々の生徒達に講義を行う講師陣

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 26

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です