支援活動だより177_webbook
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30 知的財産支援活動だより2016年12月号(No.177)1.日  時:平成28年10月24日(月) 14:45〜15:302.場  所:豊岡市立田鶴野小学校 3.名  称:「知的財産特別授業」4.内  容:君も今日からエジソン5.対  象:5,6年生2クラス55名6.担当部署:近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:大野義也、石井里依子8.コメント: 今回お伺いした田鶴野小学校は、国の天然記念物に指定されている玄武洞の近くにあります。 また、同校は、天然記念物に指定されているコウノトリを飼育・繁殖しているコウノトリの郷公園にも近く、校庭にコウノトリが飛来してくることもあるそうです。 5,6年生、合わせて55名の子ども達に「こんにちは!」と礼儀正しく迎えていただきました。 授業の始まりは、お決まりのフェレットぬいぐるみの「チャッピー」君。チャッピー君のあたかも生きているような動きのからくりを問うと、「生きている」、「何か入っている」などの回答がありました。種明かしでチャッピー君が開腹されると、「可哀想」、「キャー」と言いつつも、お腹の中から出てきたスプリングに興味津々の子ども達。ここで、始めは遠慮がちだった子どもも、授業にグッと引き込まれていきました。 「発明って何でしょう?」という問いに対し、すんなりと「新しいものを考えること」と回答が出ました。また、「エジソンの発明品は何でしょう?」という難問にも、2大発明品の両方が易々とあがりました。授業開始早々、子ども達の発明に対する意識の高さを感じました。 “両手に鞄を持った状態で傘をさす”という課題では、小さなエジソン達は知恵を絞り、2つの鞄の持ち手に紐を通し、その紐を傘の柄に固定するという、案を出しました。傘ではなく鞄に着目するところが、“鞄のまち”豊岡らしいですね。そして、講師が「肩ブレラ(変形自在な巻き付け具)」を傘の柄に接続し、その巻き付け具を肩にくるりと巻き付け、両手で鞄を持ったまま傘をさした様子を見せると、教室から感嘆の声があがりました。 寸劇では、担任の先生に怪人X役を演じていただきました。先生の怪演に、子ども達は大盛り上がり。それとは対照的に、発明品を真似されたF博士がよほど哀れに見えたのか、怪人Xの模倣品を買うと答えた子どもはたったの一人でした。発明品や発明者を守るルールがあることを子ども達に理解していただけたと思います。 授業の最後に、子ども達の代表者から、授業の感想とお礼の言葉をいただきました。発明に興味を持っていただけたこと、そして、未来に向けて役に立つ発明をしたいという気持ちを持っていただけたこと、大変嬉しく感じました。近畿支部知財授業担当 石井里依子「知的財産特別授業」豊岡市立田鶴野小学校興味津々の児童達に講義を行う講師陣

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