支援活動だより177_webbook
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知的財産支援活動だより2016年12月号(No.177) 7 (2)東北大学工学研究科「特別講義A(システムLSI設計)」 東北大学工学研究科に対しては、初めての講師派遣となります。全14回のうち、日本弁理士会からの派遣講師が担当するのは6回分です。後掲するシラバスにもありますように、半導体の技術領域に非常に深く入り込んだ講義内容となるため、派遣する講師は、第2事業部のメンバーの個人的なつながりから、半導体技術に精通している弁理士にご協力を頂きました。なお、東北大学におきましても、各講師に非常勤講師の発令を頂いております。 以下、本年度の「特別講義A(システムLSI設計)」のシラバスを示します(日本弁理士会担当部分のみ抜粋)。第6回11/14 「メモリ技術と知財(1)」 日向寺雅彦 会員第7回11/21 「メモリ技術と知財(2)」 日向寺雅彦 会員第8回11/28 「ロジック技術と知財(1)」 吉田正義 会員第9回12/5 「ロジック技術と知財(2)」 吉田正義 会員第10回 12/12 「半導体の知財訴訟から学ぶ研究開発戦略」 三宅康雅 会員第14回 1/30 「まとめ~開発現場の知財力UP手法」 岩﨑孝治 会員2.デザインパテントコンテストの新規応募大学の開拓 デザインパテントコンテストは、高校生、高等専門学校生、及び大学生が自ら考え出したデザイン(意匠)を選考・表彰することにより、高校生、高等専門学校生、及び大学生の知的財産マインドを育てるとともに、知的財産権制度の理解を促進しようとするものです。入賞作品には、特許庁への出願から意匠権の取得までの手続きを主催者負担で実体験できるという特典が与えられます。 日本弁理士会は、主催者の一角としてデザインパテントコンテスト事業に参画しており、パテントコンテスト委員会を中心に、応募作品の審査、出願・中間処理の援助等を実施しています。 第2事業部では、パテントコンテスト委員会からの依頼に基づき、従前よりデザインパテントコンテストの新規応募大学の開拓を実施しています。平成26年度には第2事業部内にデザインパテントプロジェクトチームを設置し、第2事業部の主たるミッションのひとつとして、デザイン系の講座を有する全国の大学に積極的にアクセスし、現在に至るまで応募大学の拡充に努めています。今年度は、応募大学のさらなる拡充を図るべく、デザインパテントプロジェクトチームを発展的に解消し、第2事業部全体で応募大学の拡充を行うという体制に改めています。 第2事業部としては、デザインパテントコンテストの新規応募大学の開拓活動を通じ、大学等の知財活動の啓発及び発展に貢献することを目指すとともに、様々な大学へのチャネルを新たに構築することで、個別的大学支援の対象となる大学等の拡大も目指しています。 新規応募大学の開拓は、まさに「飛び込み営業」と言うべきものです。多くの場合、大学のホームページ等を参照することによってデザインパテントコンテストの対象となりそうな講座を探し、八方手を尽くして、その講座の担当教授等へのアクセスを試みます。電話やメール等でアク
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