支援活動だより178_webbook
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28 知的財産支援活動だより2017年2月号(No.178)1.事業名:日本弁理士会と独立行政法人 国立高等専門学校機構との「知的財産教育の充       実及び知的財産活用のための協力に関する協定」に基づく「鈴鹿工業高等専門       学校における知財紛争劇」2.日  時:平成28年11月16日(水) 12:50~14:203.場  所:鈴鹿工業高等専門学校4.実施者:主催・運営 鈴鹿工業高等専門学校・日本弁理士会東海支部5.内  容:知的財産の取得と活用における課題やその対応(紛争の様子を模擬体験)       (開催趣旨)知的財産教育を通じて価値創造型の未来産業人材育成を目指す。6.対象者:全学科(5学科)3年生 200名7.講  師:教育機関支援機構  機構長 瀧川彰人、副機構長 高田珠美                運営委員 藤谷修、古田広人、石原五郎、北裕介                     菊谷純、松嶋俊紀                副支部長 中村敬8.コメント: 同校での知的財産出前授業は、4回目となります。同校では、生徒が全国パテントコンテストに参加する等、生徒さん達が知的財産に積極的にかかわれるように、同校の先生方が力を入れているとのことです。毎年この時期に、紛争劇上演のご依頼を頂いています。 授業では、まず、紛争劇で重要となる特許法の知識を、消しゴム(カドケシ)、切り餅、ビデオゲームについての発明など、身近にあるものを題材にして、石原先生が説明しました。石原先生は、学生さんとコミュニケーションを取りながら、講義を進めました。 続く紛争劇は、それぞれ異なるおにぎりパックの発明者高田パリ子と発明者松嶋のり男とが争う形式で、模擬侵害訴訟のような形式で行うものです。配役は、発明者の他に、それぞれの発明者の代理人としての弁理士と、レフェリーと、解説者がいます。 双方の主張に対してレフェリーが○か×かを判断し、○の数が多い方を勝利とするものです。劇では、特許の取得までの流れ、侵害判断、先使用権、特許無効、そして最後にクロスライセンスが話題にあがります。 紛争劇の内容は簡単ではありませんが、学生さん達は、話の流れを理解しつつ、ときおり笑い声が上がるなど、楽しみながら紛争劇を見ていたようでした。紛争劇では、生徒さん達を紛争劇にさらに引き込むために、中村先生にもご協力いただいて、劇の途中で生徒さん達に質問をふりながら進行しました。質問に対するある生徒さんの回答には、劇中の演者の説明よりも深みのあるものもあり、演じる側も大きな学びを得ました。また、今回は、松嶋先生の役者デビューの回でもありましたが、キャラクター設定が素晴らしく、大変楽しい劇をお届けできました。 紛争劇の開始前に学生のみなさんに質問したところ、「特許」という言葉はほぼ全員が知っているようでしたが、「弁理士」を知っている学生さんは少数でした。しかし、紛争劇の終了後には、紛争劇の事案に関する特許無効について質問を下さった学生さんもいらっしゃいました。特許制度についても興味を持っていただいて、理解を深めていただけたのではないかと思います。東海支部教育機関支援機構 副機構長 高田珠美「知的財産特別授業」鈴鹿工業高等専門学校

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