支援活動だより178_webbook
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42 知的財産支援活動だより2017年2月号(No.178)1.日  時:平成28年11月4日(金) 13:25〜14:10、                     14:15〜15:002.場  所:養父市立建屋小学校 3.名  称:「知的財産特別授業」、4.内  容:君も今日からエジソン、発明工作授業(回転台)5.対  象:5,6年生2クラス12名6.担当部署:近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:大野義也、福島芳隆8.コメント: この度、私達が訪問したのは、兵庫県養父(やぶ)市立建屋(たきのや)小学校です。建屋小学校は全校生徒42名の小さな小学校で、最寄駅であるJR新井(にい)駅は、天空の城や日本のマチュピチュとも呼ばれる竹田城跡まで車で20分ほどのところにあります。 建屋小学校までは新井駅から車で約10分で、校舎は木材をふんだんに利用したとても綺麗な校舎。このおおらかな自然に囲まれた建屋小学校で2時間の知財授業を行いました。 1時間目は、寸劇授業「君も今日からエジソン」、2時間目は発明工作授業「回転台」です。 司会担当の大野会員は、何年も知財授業をご経験されており、頼もしく、私は、今回、知財授業デビューでしたが、大野会員のおかげで、楽しい知財授業講師を経験することができました。知財授業前、11時半に到着し、校長先生、教頭先生、5、6年の担任の先生にご挨拶し、授業が行われる図工室に向かい、弁理士会から届いていた道具を確認し、二人で打合せ。その後、授業前に生徒たちと給食を食べる機会をいただきました。大野会員は6年生4名と、私福島は5年生8人と、それぞれ分かれ、机を円にして、わいわい喋りながら、給食をいただき楽しいひとときでした。まだまだ授業の準備を確認するため、授業が行われる図工室に戻り、5年生の担任の先生に怪人X役をお願いし、慌ただしく知財授業が始まりました。 本日の生徒は5、6年生2学年合せて総勢12名です。知財授業は、チャッピー君の腹筋背筋で始まり、大ウケ!「サラカップル」、「カタシャンボトル」、「肩ブレラ」等たくさんの発明品が登場して子どもは大喜び。我先に挙手回答する生徒たちの勢いを感じながら、クイズタイムまであっと言う間に過ぎ去りました。休み時間、エフ博士のかつらと白衣に興味津々で、記念撮影タイム!休み時間も発明品を手に大騒ぎする子どもたちの後姿を見ながら、私たちは次の授業の準備に大慌てです。5分休みはすぐに終わり、同じ子どもたちを相手に今度は発明工作授業が始まりました。お皿、ビー玉、画用紙、セロテープを使ってテレビの回転台を作る授業ですが、紙が滑り落ちないこと、ビー玉が偏らないことの2つの課題をどのようにクリアするのか、子どもたちの発想を妨げぬよう助け舟は控えめに、作業を見守りました。厚紙で上手に溝を作りビー玉が滑り落ちないというアイデアが出た時には、その柔軟な発想力を頼もしく感じました。発明の楽しさが少しでも子どもたちの心に残ってくれればと思います。 ご対応を頂いた教頭先生や担任の先生方も一緒に知財授業を楽しんで頂きました。授業後に生徒たちが感想を述べて嬉しい御礼を言ってくれて、また、新しい知識の習得に一生懸命な先生方の熱意、優しさを感じ、最後感動し、涙が出そうになりました。これから、まだまだ知名度が高いとは言えない私たち弁理士の仕事を、近畿圏内で地道に広めていく必要性も強く感じ、今後も引き続き、この知財授業を行っていきたいと強く思いました。近畿支部知財授業担当 福島芳隆「知的財産特別授業」養父市立建屋小学校興味津々の児童達に講義を行う講師陣

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