支援活動だより178_webbook
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知的財産支援活動だより2017年2月号(No.178) 53 1.日  時:平成28年11月19日(土) 14:00~16:302.場  所:TKPガーデンシティ大阪梅田3.テーマ:特許翻訳上級4.講  師:弁理士 田中達也5.受講生:119名6.コメント: パテントセミナー2016の応用編第4回目は、弁理士の田中達也会員をお招きして「特許翻訳上級」というテーマでご講義しました。受講者も119名という大勢の方々にご参加いただきました。 講義において田中会員は、日本文明細書の一字一句にこだわるのではなく、原文と訳文とが技術内容において一致しているものが「正確な翻訳」であるとおっしゃっていました。そして「正確な翻訳」のためには、短文化処理、適切な主語の設定、原文中の品詞の変更、前置詞の工夫などのあらゆる手法が必要であると述べられました。その後、実際に翻訳文を添削したものを掲載したテキストを参照しながら、明細書で頻出する表現の翻訳の仕方を具体的にご講義されました。 企業で知的財産業務に携われている方、技術職の方、あるいは翻訳を仕事とされている方など、幅広い職種の方が受講されていたようです。翻訳には正解が一つでは無いという性質があるためか、講義中及び講義の後には、多数の受講生から「・・・という翻訳はどうですか?」という積極的な質問が出ていました。田中会員はそれらの質問に対して丁寧に対応されていました。配布されたテキストも、特許翻訳の教科書のような充実したものであり、多くの方が講義後に復習されたのではないかと思います。 特許翻訳は通常の英語能力のみならず、技術的事項を理解して表現する能力、法律に関する知識などを必要とするものであり、一朝一夕で習得できるものではありません。今回のセミナーが、受講者の特許翻訳の能力向上に寄与し、特許翻訳文全体のレベルアップに繋がることを期待しています。近畿支部知財普及・支援委員会 石川竜郎「パテントセミナー2016 大阪応用編 第4回」講師:田中達也会員会場の様子

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