支援活動だより181_webbook
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4 知的財産支援活動だより2017年6月号(No.181)九州(主に佐賀)の農林水産物を題材とした効果的な活用方法について、地域団体商標との違いを中心とした地理的表示保護制度の登録例、登録拒否例、公示例、登録のための手続や要件を説明頂きました。商標制度ブランド化という点からの使用が重要である反面、地理的表示は申請することでも広告効果があるということでした。 講師の大久保会員は、地理的表示保護制度について2015年から沖縄ブロック統括アドバイザーとして活躍されており、その経験を踏まえた有意義な内容でありました。 最後に、九州農政局からの平成29年度施策の概説、ジェトロ佐賀貿易情報センターからの知財支援施策や新輸出コンソーシアムの概説、佐賀県知財総合支援窓口からの窓口紹介や窓口活用事例の紹介をして頂きました。11.感 想: 国際競争が激化し、今まで以上にブランドを活かした商品展開が求められている中、有明海の海苔や佐賀平野を中心とした穀物などの豊かな自然の恵みを受けた農林水産品、伊万里・有田焼の陶磁器など、九州域内には多数の地域資源が存在しています。 このような地域資源を世界に飛躍させるためには、世界を見据えた商品の販路拡大の取組みを積極的に行う必要があると感じました。 佐賀県において、地理的表示や地域団体商標の活用がなされることを期待します。セミナー風景
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