支援活動だより184_webbook
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16 知的財産支援活動だより2017年9月号(No.184)1.日  時:平成29年8月8日(火) 9:40~12:002.場  所:愛知県立愛知総合工科高等学校3.実施者:主催・運営:愛知県総合教育センター4.内  容:知的財産権についての講義、実習5.対象者:工業科教員13名6.担当部署:東海支部教育機関支援機構7.講  師:東海支部 教育機関支援キャラバン隊員 川井雅登8.コメント: 平成25年度から実施されている高等学校学習指導要領に従い、10年経験者研修の対象となる工業系高校の教員の皆様に知的財産権の講義を行いました。愛知県総合教育センターの担当の方々と事前に打ち合わせを行い、講義内容を決めていきました。特許権、実用新案権、意匠権、商標権、不正競争の防止、トレードドレス、パブリシティ権について、基礎的な知識に加え、例示や裁判例を挙げて講義を行いました。さらに、命名権、地理的表示、育成者権(種苗法)、パテントコンテストついて、簡単な説明を行いました。さらに、著作権について、基本的な権利内容に加え、学校におけるどのような場合に著作権が制限されるのかを例示を挙げて講義を行いました。どの内容においても、あまり難しくならないように、写真やイラストを多用し、分かりやすい表現になるように努めました。また、参加予定の先生から事前に14個の質問を頂き、それに対する回答も行いました。全て著作権に関する質問で、学校における著作物の複製についての質問が多かったです。反省点としては、講義の時間配分を間違え、後半が駆け足気味になり、予定していたJ-PLATPATの使用方法について、時間が足りずに説明ができなかったことです。この点については、参加して頂いた先生方に大変申し訳なく思っております。講義後にも、著作権に関する質問を4つ受け、回答しました。事前の質問と合わせ、このことから、参加して頂いた先生方の多くは、著作権について一番関心があることがうかがえました。なお、当日の講義において、スクリーンに映し出して使用したテキストは、頁数が多いことから(約170頁)配布しませんでした。参考資料として、「教師のための著作権講座」、「生徒のための著作権教室」(共に一般社団法人私的録音補償金管理協会発行)、「事例から学ぶ意匠制度活用ガイド」(特許庁発行)を配布しました。東海支部教育機関支援機構 運営委員 川井雅登愛知県総合教育センター「平成29年度高等学校10年経験者研修(教科指導研修工業科)」講義の様子

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