支援活動だより184_webbook
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18 知的財産支援活動だより2017年9月号(No.184)1.日 時:平成29年7月1日(土) 13:00~17:00(講演会の部) 10:00~17:00(イベントの部)2.場 所:松下IMPホール(講演会の部)およびツイン21アトリウム(イベントの部)3.名 称:弁理士の日記念事業(大阪)「知財ふれあいフェスティバル」4.テーマ:人工知能最前線 ~AIの今を知り、未来を探る~(講演会の部) 身近に楽しむ知的財産(イベントの部)5.概 要:講演会とイベント(詳細は各報告内容を参照)6.対 象:<講演会の部>406名 <イベントの部>サイエンスショー(4回):約1,000名、 工作授業:約1,500名、先端技術の体験コーナー:約400名、 クイズコーナー:約450名、 ブース展示:約800名、記念撮影:約100名7.内 容: 7月1日の「弁理士の日」を記念して、平成29年7月1日(土)に大阪ビジネスパーク内の松下IMPホールおよびツイン21アトリウムにおいて「知財ふれあいフェスティバル」を開催しました。本年度の「知財ふれあいフェスティバル」は「弁理士の日」当日の開催となりました。梅雨の最中で雨が心配されましたが、幸運にも晴れ渡った一日となり、講演会場の松下IMPホール、イベント会場のツイン21アトリウム共に多くの方が来場され、昨年度以上に大変盛況なフェスティバルとなりました。 ◆講演会の部[第1部 基調講演] ・基調講演1:人工知能の発展と展望 麻生英樹氏(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 副研究センター長)[第2部 一般講演] ・一般講演1:人工知能関連ビジネスの法的実務の課題と対応の方向性について 牧野和夫氏(芝綜合法律事務所 弁護士・弁理士) ・一般講演2:人工知能とユーザ、聴衆のコラボによる楽曲生成+人工知能による楽曲生成のデモンストレーション 沼尾正行氏(大阪大学 産業科学研究所 教授) ・一般講演3:人工知能関連プロダクトの動向とビジネス領域における最新事例 藤田肇氏(株式会社FRONTEO 弁理士) 第1部の基調講演では、人工知能研究の第一線で活躍しておられる国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 副研究センター長の麻生英樹氏より、「人工知能の発展と展望」と題してご講演をいただきました。本基調講演では、「人工知能とは」、「人工知能の発展過程」等の基礎的な知識から、今後の人工知能発展の方向性や我が国における人工知能に関する政府の取り組み等についても詳細に解説していただきました。 第2部の一般講演1では、企業法務の分野、特にAIやIT分野におけるビジネス上の法的課題について精通しておられる芝綜合法律事務所の弁護士・弁理士の牧野和夫氏より、「人工知能関連ビジネスの法的実務の課題と対応の方向性について」と題してご講演をいただきました。講演では、AI技術を利用して事業を進めるにあたって、産業界が直面するであろう新たな法律上のリスクや問題点について解説していただきました。また、AIが創作した創作物に関し、知的財産権の帰属や保護がどうなるか、現時点における実務上の対応、今後の制度設計の在り方、等についても解説していただきました。 一般講演2では、大阪大学産業科学研究所教授の沼尾正行氏より、「人工知能とユーザ、聴衆のコラボによる楽曲生成」と題してご講演をいただきました。沼尾氏の「人工知能による楽曲生成」に関する研究成果は、最近テレビ・ラジオ等で頻繁に取り上げられています。講演では、「人工知能」とアーティストのコラボによって生成された楽曲「AIとボク」を披露していただき、また、AI「弁理士の日記念事業(大阪)」イベント・講演会
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