支援活動だより184_webbook
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6 知的財産支援活動だより2017年9月号(No.184)行します。傾向としまして、三大都市圏を抱える支部(関東支部、近畿支部、東海支部)では、従前より各種のセミナーが企画運営されていますので、その支部の企画に相乗りさせて頂ています。他の支部では、会員の皆様に、地元の機関・組織に出向いて知財広め隊の趣旨を説明し、そして、その協力を取付けるという、一種の営業活動をお願いしています。この原稿を執筆している時点で着々と、高い確率で、訪問先の機関・組織からの協力が得られています。 このように他人のフンドシを使うことにはなりますが、どうにかして知的財産に馴染みのない中小企業経営者とコンタクトする機会を探ります。そして、既述のセミナー(第1部及び第2部)を行いますが、セミナーの内容は地元のご要望に応じて千差万別になるものと予想しています。また、それでこそ、その地の中小企業経営者のご要望に応えることができるものと考えています。日本弁理士会のHPなどで知財広め隊の開催予告を行いますので、地元の会員の皆様には知財広め隊の行うセミナー、特にその第2部の座談会・交流会に是非ともご参加い頂きたく存じます。4.知財広め隊をもう少し詳しく 知財広め隊の具体的な活動について、チラシをもとに説明します。 このチラシは、中小企業経営者へ配布するものはなく、商工会議所等の協力機関・組織に配布して、知財広め隊の説明をするものです。 チラシの表紙(上記左側頁)では、知財広め隊の趣旨が説明されています。曰く、「知財広め隊は、知財に馴染みのない経営者の皆様に知財を知って頂こうという趣旨で設立されました。私達知財広め隊は、守るべきものは皆様の知恵の結晶であると考えています。この知恵の結晶をカタチにしたのが、知財です。知財広め隊では、知財を見える化することで融資に繋げることができないか、大切な技術が真似されたり、漏出しないようするためには何ができるのか、などを経営者の皆様と一緒に考えさせていただき、皆様の更なる発展のお手伝いをいたします」。 これらの内容は、知財に特化しなくても中小企業経営者の興味を引くものと考えています。そして、このような内容のセミナーを開催することを協力機関・組織に説明して、そそこからその会員企業に働きかけをしていただきます。 チラシの裏面(上記右側頁)では、セミナーが2部構成であること、及びセミナ-開催までの流れを説明しています。注目すべきは、セミナーに関する費用を日本弁理士会持ちとしたことです。ここに、日本弁理士会として、知的財産の専門家に課せられた「知的財産の適正な保護及び使用の促進などを周知させる」という使命(Mission)を徹底して行うぞ、という強い意志(Will)を表明しています。 知財広め隊に対する皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。

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