支援活動だより185_webbook
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14 知的財産支援活動だより2017年10月号(No.185)1.日  時:平成29年9月22日(金) 18:30~20:302.場  所:アクトシティ浜松<Dゾーン>研修交流センター4階401会議室3.実施者等:主催:日本弁理士会東海支部       後援:公益財団法人 浜松地域イノベーション推進機構       企画・運営:日本弁理士会東海支部 静岡県委員会4.内  容:"強い権利のつくり方~他者の模倣を防ぎ、訴訟に役立つ強い権利を取りましょう!~"5.対  象:一般、中小企業経営者、知財関係者など22名6.担当部署:日本弁理士会東海支部 静岡県委員会7.講  師:日本弁理士会東海支部 静岡県委員会 副委員長 石垣春樹8.コメント: "強い権利のつくり方~他者の模倣を防ぎ、訴訟に役立つ強い権利を取りましょう!~"と題した説明がされました。 まず、特許権の効力範囲に係る文言解釈から始めることで、その後に続く説明に対する受講生の理解の促進が図られたものと考えます。受講生の理解度を挙手によって適確に把握しながら、丁寧に説明が進められました。この説明により、特許権の効力範囲と発明特定事項(構成要件)との関係性が明らかにされました。 次に、「『強い』権利とトレードオフ」についての説明が為されました。ここで「強い」とは、①適切な広さを持つ特許請求の範囲、②特許が無効とならない法的安定性、を示すことが説明されました。特許請求の範囲が広いと従来技術を内在する可能性が高まり、他方それが狭すぎると競合他社に回避され易くなってしまうことが、受講者に十分に理解戴けたものと考えます。 最後に、特許権侵害訴訟の具体的事件を説明することにより、「強い権利」に関する受講者の理解を図りました。「衛生マスク」「貯水タンク」「パソコン等の盗難防止器具」といった身近で分かり易い例を用いることで、受講生の立場に立った講義となったものと考えます。 東海支部 静岡県委員会 副委員長 石垣春樹「週末パテントセミナー2017in静岡(浜松会場第1回)」講義の様子

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