支援活動だより186_webbook
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24 知的財産支援活動だより2017年11月号(No.186)1.日時、テーマ、講師及び受講者数:(第1回)平成29年8月19日(土)「初めての知的財産権 ~知的財産権制度の概要~」     講師:東三河地区委員会 委員 弁理士 山本尚        中小企業の従業者、知的財産に関心のある方など20名(第2回)平成29年9月2日(土)「特許、意匠を出願しよう!~出願書類の作り方講座~」     講師:東三河地区委員会 副委員長 弁理士 西川隆記        中小企業の従業者、知的財産に関心のある方など16名(第3回)平成29年9月16日(土)「知的財産契約の基礎知識~秘密保持、共同研究、共同出願、ライセンス~」     講師:東三河地区委員会 委員 弁理士 井川浩文        中小企業の従業者、知的財産に関心のある方など18名     会場:豊橋商工会議所508会議室     時間:14:00~16:30     主催:愛知県、日本弁理士会東海支部、豊橋市、豊橋商工会議所、株式会社サイエンス・クリエイト2.担当部署:日本弁理士会東海支部 東三河地区委員会3.コメント:(第1回) 講義のテーマは、「初めての知的財産権~知的財産権制度の概要~」でしたが、受講者は、知財部の方、設計・開発の方、中小企業の方、金融機関の方等、知財レベルも初心者から経験者まで交じっておりました。初めに、知的財産権を産業財産権とその他の知的財産権に分けて概要を説明しました。その後、特許、実用新案、意匠、商標のJPOへの出願件数の推移、五大特許庁の特許出願の推移等を最新統計に基づいて説明し、日本及び、米国、中国、EP、韓国の知財活動の現状について説明しました。その後、特許、実用新案、意匠、商標の順に、保護対象、手続きの流れ、登録要件等を説明し、最後に、外国での特許取得についてパリルートとPCTルートを説明しました。2時半では、時間が不足気味でした。(山本尚)(第2回) 参加者の知財経験に大きな開きがあり、特許では、出願明細書の記載方法の細かな条文の説明及び規則の説明ではなく、特許を取る意味、特許の使い方、それに応じた請求項作成のポイントと、明細書中の記載の内容的に気をつけるべきポイントと、を解説しました。 また、特許については、PBP判決とPBPクレームの審査基準、均等論の考え方の解説をするとともに、判例により特許権の解釈の方法に修正を迫られることがあることを解説した。 意匠では、権利の考え方に特許との違いがあることを説明し、意匠として認められる物品の特徴について説明した。 熱心に聴講されていた方が多く、休憩の時、及び、講義終了後に複数の質問を受けました。知財経験のレベルは様々でしたが、レベルの違いに関わらず、様々な質問が出てきたことは、知財に対する関心の高さを感じました。(西川隆記)「休日パテントセミナー2017in豊橋」第1回講義の様子第2回講義の様子第3回講義の様子

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