支援活動だより186_webbook
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28 知的財産支援活動だより2017年11月号(No.186)1.日 時:平成29年10月13日(金) 18:30~20:302.場 所:B-nest 静岡市産学交流センター 大会議室3.実施者等:主催:東海支部 企画・運営:静岡県委員会4.内 容:"アジア中国市場を開拓する皆さまへ~中国における商標・ブランドの危機管理及びリスク回避策~"5.対 象:一般、中小企業経営者、知財関係者など13名6.担当部署:東海支部 静岡県委員会7.講 師:東海支部 知的財産支援キャラバン隊 弁理士 田中智雄8.コメント: 『アジア特に中国市場を開拓する皆さまへ ~中国における商標・ブランドの危機管理及びリスク回避策~』というテーマで行われました。 まず、中国人と日本人について話されました。日本人はトラブルを避けたいとの傾向があるのに対し、中国人はトラブルは当たり前で、自ら対処すればいいとの考え方をもつとのことです。 中国市場を開拓しようという企業等にとって参考になる話でした。 また、漢字商標について説明されました。中国では商標として漢字で表記したものが使われますが、日本語や英語等の外来語についても、その表記に、中国の漢字を当てはめた商標が採択されているとのことです。そのなかでも3音の漢字商標が好まれるとのことです。日本とは事情が異なり、元の商標に近い発音の漢字の組み合わせで、中国人からみて好感の持てる漢字の表記を選定する作業は容易ではないと感じました。 次に、よくあるトラブルのリスクと対策について説明がなされました。一例として、仮に企業名称を登録しても、商標は異なる権利であり、その名称をマークとして使用できないことがあるため、事前に商標登録されているか調べ、商標出願をしておくのが良いとのことです。更に、中国ではデッドコピーを規制する法律がなく、模倣品については、意匠権や著作権を主張できるようにしておくのが有効とのことです。また、中国で販売しない商品について商標登録は必要かについては、全品輸出する場合でも商標を付した商品の輸出が侵害行為にあたり、他者に登録されるより先に商標出願すべきであるとの説明がなされました。 その他にも、中国で生じるトラブルと対応策について説明があり、中国での経験に基づいた具体的な説明に受講者も熱心に聞いていました。東海支部 静岡県委員会 委員 石垣達彦「週末パテントセミナー2017in静岡(静岡会場第2回)」講義の様子
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