支援活動だより186_webbook
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知的財産支援活動だより2017年11月号(No.186) 35 1.日  時:平成29年9月29日(金) 13:40〜14:252.場  所:和歌山市立大新小学校3.名  称:「知的財産特別授業」4.内  容:君も今日からエジソン5.対  象:6年生1クラス10名6.担当部署:近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:赤岡和夫、大野義也8.コメント: 今回私達が訪問した和歌山市立大新小学校は、大阪府との県境近くを東西に流れる紀ノ川の少し南に位置する小学校で、その南西には和歌山城がそびえています。全校生徒数は117名という中小規模の小学校ですが、6年生は13名と少なく、当日は10名のみの参加で、こじんまりとした知財授業となりました。 今回は赤岡会員が司会を、私、大野がF博士を演じました。赤岡会員は、近畿支部における知財授業を、今や年間60校を超える一大事業となるまでに育て上げた立役者の1人です。私も既に20回近くも知財授業を担当してきましたが、今回は、知財授業の伝説ともいえる方とご一緒できることを光栄に感じ、一から勉強させてもらうつもりで臨んだ次第です。準備ではいつもより入念に打合せを行ない、気持ちを引き締めました。担任の先生は驚くほど怪人X役に乗り気で、始まる前から知財授業の大成功を確信しました。 児童達はいつもより少なめの10名でしたが、アットホームに盛り上がるにはこれくらいがちょうど良いのかもしれません。ほぼ全員に前に出てきてもらって発明を考えてもらうことができました。それにしても赤岡会員の問いかけと、児童達を見つめるまなざしの優しいこと、いつの間にか児童達のお父さんにみえてきました。我が子に接するように歩み寄ることが知財授業の成功の秘訣と、改めて確信した次第です。 担任の先生の怪人X役のなり切りぶりと、小刻みに挟まれたアドリブが児童達の爆笑を誘い、授業はクイズコーナーまで一気に進みました。 発明が楽しいものだということ、世の中には発明を守る仕組みがあること、そして弁理士は発明を守る仕事をしていることが、きっと児童達の心に刻まれたことでしょう。ご覧になった校長先生からもお褒めの言葉を頂き、私としても大変満足のいくものでした。後片付けをしているとき、廊下から、児童達の「面白かったなー」という話し声が聞こえてきました。私にとっても大変面白く、勉強になった今回の知財授業でした。近畿支部知財授業担当 大野義也「知的財産特別授業」和歌山市立大新小学校興味津々の児童たちに講義を行う講師陣

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