支援活動だより186_webbook
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40 知的財産支援活動だより2017年11月号(No.186)1.日 時:平成29年10月7日(土) 14:00~16:302.場 所:和歌山商工会議所3.テーマ:中小企業における海外での知的財産権 ~登録方法や費用支援について~4.講 師:弁理士 岡田充浩5.受講生:16名6.コメント: 今回のパテントセミナーの会場となった和歌山商工会議所は、和歌山城と目と鼻の先に位置しています。当日は、少し曇っていましたが、秋らしい気温で過ごしやすい日でした。 今回、「中小企業における海外での知的財産権」をテーマとして、弁理士の岡田充浩会員に約二時間半ご講演いただきました。中小企業の開発部門に所属されている方から個人事業主まで、広くご参加いただきました。 セミナーの前半において、岡田会員は、外国出願のときに使うルートをまずご説明されました。 続けて、国内外の出願状況とそこから見えてくる事情を、特許・意匠・商標それぞれについてお話されました。そのなかで、様々なデータの分析結果に基づいたご見解も示されました。 セミナーの後半では、外国出願しようとする中小企業が留意すべきポイントをご説明されました。また、和歌山県・特許庁・JETROなどによる中小企業を主な対象とした支援策の概要についても、使い勝手の良さなどの評価も交えながら、ご説明されました。 今回のセミナーは、海外という少しレベルの高いものではありました。しかし、分かり易い言葉を1つ1つ選んで話すという岡田会員のスタンスや、岡田会員の実体験に基づいたお話のおかげで、その内容はとても理解しやすいものだったと思います。 熊野古道などの和歌山の美しい自然は、海外でよく知られています。将来、和歌山発の製品やサービスのうち、その美しい自然以上に海外で知られるものが、出てくるかも知れません。 海外での、そのような製品やサービスに対する知財面からのサポートが、今回のセミナーに参加された方によって行われていた、ということが今後起きてくれれば、とても嬉しく思います。近畿支部知財普及・支援委員会 中山聡パテントセミナー2017 和歌山講師:岡田充浩会場の様子
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