支援活動だより186_webbook
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6 知的財産支援活動だより2017年11月号(No.186)ントの部との2部構成の知財ふれあいフェスティバルを当委員会が企画運営しています。 このフェスティバルは近畿支部の事業としても最大規模のものであることから、企画調整部会の指揮の下、第1〜第3事業部会がそれぞれの担当について企画運営しています。 このフェスティバルの講演会の部では、テーマや対象となる業界にもよりますが概ね300〜500名の参加者があります。 一方、イベントの部では、主として子どもたちを対象として、ステージ上でのサイエンスショー及び知財授業、回転台や万華鏡などの工作授業、ロボットなどの発明品の体験コーナー、知財関連クイズコーナー、税関や大学等のブース展示コーナー、はっぴょんなどのマスコットキャラクターとの記念撮影コーナーなどを設置しています。この数年、イベントの部の参加者数は延べ3000名を超え、盛況であることから、広く一般に対する弁理士制度及び知財制度の普及を効率的に行うためにも本事業を継続していきたいと考えています。2.パテントセミナー この事業は、秋頃から冬頃にかけて、週末に近畿2府4県で知的財産に関わる内容をテーマとして一般社会人向けのセミナーを開催するものです。大阪では基礎編と応用編に分けてそれぞれ4〜5回のセミナーを当委員会が企画運営しています。京都、兵庫、滋賀、奈良及び和歌山では、各地区会とも連携しつつセミナーを企画運営しています。また、各地区におけるセミナー開催地として、堺や姫路などでも試験的に開催することで、知財への馴染みのない中小企業の掘り起こしにも努力しています。 このパテントセミナー事業は、2000年度から大阪でスタートし、2009年度からは近畿2府4県すべての地域で行うに至りました。毎年のセミナー受講者数は近年は1000名を優に超えており、近畿支部の中核事業の一つとなっています。 なお、今年度、奈良、和歌山及び姫路におけるパテントセミナーは、知財広め隊コラボ企画として実施させて頂き、セミナー修了後に開催した交流会を通じて、各地方の中小企業の方々のご意見を伺うことができました。3.小中高校での知的財産特別授業 この事業は、会員(弁理士)を小中高校に派遣して、知的財産制度や、モノ作りの楽しさや大事さを子ども達に理解してもらうための知的財産特別授業を行う事業です。本事業は2004年度からスタートし、昨年度からは高等専門学校においても知財授業を実施することとなり、近年は毎年60校を超える申込みを頂くまでに至っています。 近畿支部では、本会知財支援センターが作成している多数のコンテンツの中から担当事業部会(第2事業部会)で選別した特定のコンテンツを利用し、この特定のコンテンツを用いてより良い授業とするにはどのようにすべきかを、2004年当時から継続して審議するとともに、講師を登録制として、講師希望者には知財授業講習会の受講を条件とすることで、授業の質を高いレベルで均質化しています。 また、知財授業の内容を学校関係者へ紹介したり、子どもたちが授業内容を家族とともに見直したりすることができるように、毎年、知財授業パンフレットを作成し、このパンフレットを近畿2府4県のすべての小中学校に配布するとともに、授業を受けた子ども達にも配布しています。これにより、学校関係者に近畿支部の知財授業を周知でき

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