支援活動だより187_webbook
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10 知的財産支援活動だより2017年12月号(No.187)1.日  時:平成29年11月8日(水) 14:50~16:20(第7、8時限)2.場  所:沼津工業高等専門学校 体育館3.実施者:主催 日本弁理士会東海支部 運営 沼津工業高等専門学校4.内  容:知財に関わる紛争の様子を疑似体験5.対象者:高専生(約210名)6.担当部署:日本弁理士会東海支部教育機関支援機構7.講  師:日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊       高田珠美、北裕介、藤谷修、藤田早百合、松嶋俊紀、塩谷尚人8.コメント: 同校での知的財産出前授業(紛争劇)は、今回が2回目となります。同校では、パテントコンテストへの応募や知財検定の取得を奨励するなど、生徒の知財教育に力を入れ始めており、その一環として出前授業をご依頼いただきました。 授業では、まず、紛争劇で重要となる特許法の基本的な知識を、消しゴムの発明、切り餅の発明など、身近にあるものを題材にして説明しました。 続く紛争劇は、それぞれ異なるおにぎりパックの発明者高田パリ子と発明者松嶋のり男とが争う形式で、模擬侵害訴訟のような形式で行うものです。配役は、発明者の他に、それぞれの発明者の代理人としての弁理士と、レフェリーと、解説者がいます。 双方の主張に対してレフェリーが判断し、○の数が多い方を勝利とするものです。紛争劇では、特許の取得までの流れ、侵害判断、先使用権、特許無効、そして最後にクロスライセンスが話題にあがります。 紛争劇の途中では生徒さんに適宜質問をし、生徒さんを巻き込みながら紛争劇を進行しました。また、紛争劇には、特許に関する知識と絡めて、笑いをとるための話題がところどころに含まれており、時おり笑い声も起こるなど、生徒さんは紛争劇の内容に引き込まれている様子でした。 授業の後には、何人かの生徒さんから質問があり、紛争劇を通じて生徒さんの知的財産権に対する興味がさらに大きくなったように感じました。東海支部教育機関支援機構副機構長 北裕介知的財産特別授業「沼津工業高等専門学校での知財紛争劇」

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