支援活動だより187_webbook
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12 知的財産支援活動だより2017年12月号(No.187)1.日 時:平成29年10月27日(金) 18:30~20:302.場 所:B-nest 静岡市産学交流センター 大会議室3.実施者等:主催:東海支部 企画・運営:静岡県委員会4.内 容:"知的財産権の権利行使~自社の権利の侵害を発見したとき、他社から警告書が送られてきたときどうするか~"5.対 象:一般、中小企業経営者、知財関係者など24名6.担当部署:東海支部 静岡県委員会7.講 師:東海支部 知的財産支援キャラバン隊 弁護士・弁理士 坂野史子8.コメント: 知的財産権の権利行使を、自社から請求する場合と他社から請求される場合に分け、講師の“頭の中身”(考え方や進め方、気をつけている点など)について、技術者、弁理士そして弁護士としての講師のこれまでのご経験に基づく興味深い説明がなされました。 基礎的な事項から、警告書の例文の紹介等の実践的な内容までが盛り込まれ、初学者から実際に知財事件に苦労されている知財部門の方まで、まさに痒い所に手が届く内容でした。 具体的には、①知財事件は事案によって異なり答えはない(先が見通せない)、とはいえ条文・判例等の礎となるものが必要、②どこを落としどころにするか(振り上げた拳が下ろせなくならいように)等のバランス感覚の重要性、③和解は負けではなく経済的合理的判断であり、まず解決することが重要、といった点が特に印象的でした。 また、“まとめ”で述べられた『相手との交渉には誠実さが必要であり、交渉は対立ではなく協力である』といった講師の真摯な姿勢が全体を通して感じられ、単なる知識の説明に留まらない非常に実践的な、有意義なセミナーだったと感じました。東海支部静岡県委員会副委員長 長谷川和家「週末パテントセミナー2017in静岡(静岡会場第3回)」セミナーの様子
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