支援活動だより187_webbook
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知的財産支援活動だより2017年12月号(No.187) 15 1.日  時:平成29年11月15日(水) 12:50~14:202.場  所:鈴鹿工業高等専門学校3.実施者:主催・運営 鈴鹿工業高等専門学校・東海支部4.内  容:知的財産の取得と活用における課題やその対応(紛争の様子を模擬体験)       (開催趣旨)知的財産教育を通じて価値創造型の未来産業人材育成を目指す。5.対象者:全学科(5学科)3年生 約200名6.講  師:東海支部 教育機関支援キャラバン隊 高田珠美、瀧川彰人、北裕介、                         藤田早百合、松嶋俊紀、塩谷尚人7.コメント: 同校での知的財産出前授業は、毎年依頼いただけるようになりました。同校では、生徒が全国パテントコンテストに参加する等、生徒さん達が知的財産に積極的にかかわれるように、同校の先生方が力を入れているとのことです。 授業では、まず、紛争劇で重要となる特許法の基本的な知識を、消しゴムの発明など身近にあるものを題材にして瀧川先生が説明しました。また、出願について具体的なイメージをもってもらうために、日本及び海外の出願数がどの程度であるか、日本の出願数の多い出願人ランキングなども説明しました。さらに、弁理士についても説明しました。しかし、弁理士を知っている学生さんは少数でした。 続く紛争劇は、それぞれ異なるおにぎりパックの発明者高田パリ子と発明者松嶋のり男とが争う形式で、模擬侵害訴訟のような形式で行うものです。配役は、発明者の他に、発明者パリ子の代理人として塩谷先生、発明者のり男の代理人として藤田先生、司会の瀧川先生、レフェリーがいます。 双方の主張に対してレフェリーが判断し、○の数が多い方を勝利とするものです。紛争劇では、特許の取得までの流れ、侵害判断、先使用権、特許無効、そして最後にクロスライセンスが話題にあがります。 紛争劇の途中では生徒さんに適宜質問を投げかけ、生徒さんを巻き込みながら紛争劇を進行しました。また、紛争劇には、特許に関する知識と絡めて、笑いをとるための松嶋先生、藤田先生の演技がところどころに含まれており、時おり笑い声も起こるなど、生徒さんは紛争劇の内容に引き込まれている様子でした。 授業の後に質問の時間を設けましたが、劇中で登場した特許についての質問及び弁理士についての質問等、多くの生徒さんから質問があり、紛争劇を通じて特許制度及び弁理士に対する理解を深めていただけたのではないかと思います。東海支部教育機関支援機構副機構長 北裕介知的財産特別授業「鈴鹿工業高等専門学校における知財紛争劇」紛争劇の様子

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